NMB48 vs SKE48の直接対決を制したのは

NMB48「Don't look back!」(よしもと)
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 1位はNMB48の11作目となるシングル「Don’t look back!」。3番手人気だった山田菜々の卒業、柏木由紀の兼任解除などで、大きな岐路に立つ今の彼女たちにふさわしい、NMBらしいアクティブな歌謡ポップスです。SKE48「コケティッシュ渋滞中」との同日発売対決を制しました。

 オリコンでは約64万枚対45万枚で、SKE48が1位、NMB48が2位でしたが、ビルボードでは逆転しています。その理由はオリコンでは一般流通のCDに加えて、劇場盤が含まれる(しかもSKEでは劇場盤1枚につき、ミュージックカード1枚が付くため、1枚買えば売り上げは2枚とカウントされる)のに対し、本チャートでは一般流通のみのCDの売り上げ(ちなみに、NMB48が10.1万枚に対し、SKE48は8.2万枚)や、Look UpでNMB48がSKE48を上回ったからです。なおラジオ(30位前後)やダウンロード(20位台)、ツイッター(TOP5内)の勝負はいずれも僅差でした。よって5部門を総合的に集計した結果、NMB48に軍配が上がったのです。

 3位には、彼女たちと同日発売のサザンオールスターズのアルバム『葡萄』収録の「アロエ」が大きく上昇しています。

ビジュアル系からアイドル、声優、演歌まで、総合ヒットでは結構バラつきが

 今週は、1位から3位までがいわば“年度末決算リリース”。これに加え、季節の変わり目ということもあって、初登場が目白押しでした。以下、好調要因別に見ていきましょう。

 まず、CDヒットによる初登場は、1位&2位のAKB関連2組に次ぎ、4位のビジュアル系バンド己龍(きりゅう)のミュージックビデオがグロテスクすぎる(しかし、だからこそファンからは喜ばれているのかも?)と話題の「九尾」。11位のアニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」内のユニットCANDY ISLANDによる「Happy×2 Days」。17位と21位には人気アイドルグループの℃-ute「The Middle Management~女性中間管理職~」と風男塾「瞬間到来フューチャー」。20位にベテラン声優の田村ゆかり「好きだって言えなくて」。そして27位にこれで12年連続のヒットとなる演歌界の“ご当地ソングの女王”、水森かおり「大和路の恋」。いずれも、CDランキングではTOP10級の常連ですが、総合ヒットでは結構バラつきが見られます。

ゆず「OLA!!」はクレヨンしんちゃん効果でロングヒットする?

 次に、ダウンロード発では、13位のナオト・インティライミ「いつかきっと」と24位のゆず「OLA!!」が登場。前者は、資生堂「SEA BREEZE」CMソングです。広瀬すず&中川大志出演のミュージックビデオの清涼感から今後確実に伸びるでしょう。後者は映画『クレヨンしんちゃん オラの引越し物語』主題歌の元気で楽しい歌です。もしかしたら2年前の同枠タイアップだったSEKAI NO OWARI「RPG」同様に、子どもたちから長く愛されるかもしれません。

 また、ラジオ発のヒットで4人組ロックバンドgo!go!vanillasの1stシングル「バイリンガール」が19位に(爽快なポップロックでさらなるブレイクの予感!)、twitter部門の1位で、5月13日発売の嵐の次のシングル「青空の下、キミのとなり」(メンバーの相葉雅紀主演のフジテレビ系ドラマ「ようこそ、わが家へ」主題歌)が早くも総合25位にランクインするなど、本当に今週は幅広いヒットが控えていて、今後が楽しみです。