商品サイズは直径86×高さ142mmで、容量は約420ml。本体を冷凍庫で12時間冷やして使う。キンキンに冷えたビールも飲み終わりまで味わえる(画像クリックで拡大)

 2015年3月上旬にドウシシャ(大阪府大阪市)が発売した「飲みごろ激冷タンブラー」が注目を集めている。一見、飲み物の温度を長時間保つ目的の普通のタンブラーに見えるが、同商品はビールなどの飲み物を注ぎ入れた瞬間、温度を一気に下げるというもの。

 構造は本体と内瓶が分かれているだけとシンプルで、使用前に本体と内瓶の間に水を注いで冷凍庫で凍らせるのがポイント。この氷層が注いだ飲み物の温度を瞬く間に下げ、さらにステンレス2重構造による真空断熱で外気への熱伝導を抑える仕組みだ。25℃プラスマイナス2℃の室内で試したところ、冷蔵庫から出した4℃の缶ビール(350ml)を1分で1.4℃、5分で1.0℃まで冷やせた。また温度は飲み終わるまでキープできたという。

 2012年に同社が発売したステンレス二重構造で冷たいものも温かいものも飲みごろ温度を保つ「飲みごろグラス」は260万個を売り上げたが、今回は飲食店などで提供されるフローズンビールなどのような「キンキンに冷えたビールが飲みたい」というニーズを受けて開発。氷層部分は膨張を考慮し、適量が注げる水位ラインをいれるなど工夫もこらしたという。

 発売前の展示会で温度計を用意して実演すると、温度が下がる速さにバイヤーからの反応も上々だったという。現在は初回生産分を随時出荷中で、暑い季節に向けて大手量販店や雑貨店などで、拡大を展開していくという。価格はオープンで、市場参考価格は1980円。

(文/梶 里佳子)