写真家の三井公一氏に注目の最新デジカメをいち早く試してもらい、撮って出しの実写画像を紹介する連載。今回は、シグマのレンズ一体型モデル「dp3 Quattro」を取り上げる。ユニークな形状と精細な描写が話題を呼んだdp Quattroシリーズの3モデル目で、35mm判換算で75mm相当の単焦点レンズを搭載する。ふだん使いには望遠すぎて使いづらいのでは…と思っている人も多いと思うが、三井カメラマンは目を引いた被写体をズバッと切り取るのに最適だと評価する。インプレッションとともに、注目の画質をチェックしていこう。

 昨年のCP+でお目見えしたシグマの「dp Quattro」シリーズは、斬新なデザインとFoveon X3 Quattroセンサーで大いに話題を呼んだ。35mm判換算で45mm相当のレンズを搭載した「dp2 Quattro」、28mm相当の「dp1 Quattro」が相次いで発売されたが、75mm相当のレンズを搭載した「dp3 Quattro」がついに3月12日に登場する。これで、先代の「DP Merrill」シリーズと同じラインナップが出そろうこととなった。

 dp Quattroシリーズの詳細は今更詳しく説明する必要もないだろう。ひとことで言うと、きわめてシャープな単焦点レンズと高精細なセンサーを、高次元でアライメントした高級コンパクトデジタルカメラである。その写りは驚異的で、まるで中判カメラのような精細さとディテール、ダイレクトな色再現と光の「質」が特徴だ。その味わいを、dp3 Quattroの75mm相当のシャープなレンズで楽しめる日がいよいよやってくる。

三井カメラマンがお薦めする別売のLCDビューファインダーとフードを装着した状態の「dp3 Quattro」。dp3 Quattroの実勢価格は9万8000円前後で、発売日は3月12日だ
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 dp Quattroシリーズの詳細は、「常識を超えた画質とデザインのシグマ「dp2 Quattro」、達人はこう撮る」、「シグマ『dp2 Quattro』、定評のある高級コンパクト3機種と撮り比べた」などの過去記事を参照していただければ幸いだ。