薄型ボディーにもかかわらず入力は合格点

 これだけの薄型ボディーだと、キータッチが気になるところだろう。確かにLaVie Hybrid ZEROも、ストロークは1.2mmしか確保されていない。それでも、たわみが全くないので打ち心地は悪くない。キーピッチも何とか合格の18mmだ。

 実際にタイプしてみると、僕の感覚ではデスクトップの8割程度の速度が維持できた。慣れればもう少し向上するだろう。しかし、長文を打っていると、どうしても疲れる。点数を付けるなら70点といったところだ。1.5mmのストロークを確保してくれれば、相当に違ってくると確信している。ほんの少しのところで快適さが向上できるので、ここはぜひ検討してほしいところだ。

 最大の欠点は、バッテリー駆動がカタログ値で約5.9時間と短いことだ。926gのタッチ対応モデルでは、9〜11.6時間と長い。この差は大きいと思う。795gの前モデルより軽くしたかったのも分かるし、軽量化はとても魅力的だ。しかし、カタログ値で8時間は動作してほしかった。

 ちなみに直販モデルでは、256GBや512GBのSSD、9時間駆動で850gの大容量バッテリーも選べる。店頭モデルも9時間駆動で良かったのではないかと思う。

 LaVie Hybrid ZEROは、携帯ノートを買うなら、最有力候補の1台と考えて間違いない。タッチ非対応モデルの価格は、税抜きで17万円程度。5年前から考えれば、間違いなくバーゲンプライスだ。

 ただし、軽量化もそろそろ限界だろう。今後、5g、10g軽くしたところで、買い換えが進むとは思えない。新しい、魅力的なコンセプトの確立を期待する。

キーボードの配列はいいが、キーピッチは18mmとやや狭い
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ストロークは1.2mmとやや浅いので打ち心地がイマイチだ
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タッチパッドは大型で使いやすい
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ACアダプターはコンパクトだが、バッテリー駆動時間が短いのが残念だ
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著者

戸田 覚(とだ さとる)

1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。近著に、『ここで差がつく! 仕事がデキる人の最速パソコン仕事術』(インプレス)がある。
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