ソニーが「ウォークマンシリーズ」などを引っさげて2013年11月に参入して以降、CDを超える音質を実現した「ハイレゾオーディオ」の注目が高まっている……というのはこの連載でも何度か取り上げている。ウォークマンシリーズや、韓国アイリバーの「Astell & Kernシリーズ」といった携帯音楽プレーヤーだけでなく、AVアンプやミニコンポなどでもハイレゾ対応モデルがかなり増えてきた。

 そんな中で、音質と使い勝手のバランスの良さで注目したいのがハイレゾ対応の「CDレシーバー」だ。CDレシーバーとはアンプとCDプレーヤー、FM/AMチューナーなどが一体になった製品で、平たく言えば「スピーカーなしミニコンポ」といったコンセプトの製品を示す。DVDプレーヤーに接続して使うAVアンプは「AVレシーバー」と呼ばれることが多いが、AVアンプのオーディオ版と考えれば分かりやすいだろうか。

 ハイレゾ対応CDレシーバーの良いところは、機能の豊富さとエントリーのしやすさにある。「今話題のハイレゾを手軽に楽しんでみたい」という人にとって、最新のNTTドコモのスマートフォンか、ソニーのハイレゾ対応ウォークマンシリーズに、ハイレゾ対応ヘッドホンを組み合わせるのが最も手軽なスタイルといえる。

 しかしデスクトップ、つまりスピーカーで聴きたいとなるとちょっとハードルが高くなる。アンプとスピーカーに「ネットワークオーディオプレーヤー」をつなげるというのも一つの手だが、一から始める初心者にとっては、アンプ選びやスピーカー選びは決して簡単ではない。

 その点、ハイレゾ対応CDレシーバーなら、今のところそれほどモデル数も多くない。さらに各メーカーそれぞれが、お薦めのスピーカーをラインアップしている。別売なので一緒に買う必要はないが、セットで試聴して買えるというのは比較的選びやすいはずだ。

 そこで今回は、価格.comの「コンポ」カテゴリーで人気のハイレゾ対応CDレシーバー3機種を紹介したい。

パイオニア「XC-HM82」が大人気!

 価格.comのコンポカテゴリー全体で売れ筋ランキング1位に輝いているのが、パイオニアの「XC-HM82」(家電量販店の実勢価格4万2790円)だ。今回紹介するXC-HM82とオンキヨーの「CR-N765」(同5万2690円)、ソニーの「MAP-S1」(同6万5820円)は機能面ではほぼ横並びだが、その中でも価格の安さが群を抜いているXC-HM82が人気のトップになっている状況だ。

パイオニアが2014年11月に発売した「XC-HM82」(家電量販店の実勢価格は4万2790円)
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パイオニアが「XC-HM82」とセットで紹介している別売スピーカー「S-HM82-LR」(同2万30円)
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オンキヨーが2014年10月に発売した「CR-N765」(家電量販店の実勢価格は5万2690円)
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オンキヨーが「CR-N765」とセットで紹介している別売スピーカー「D-112EXT」(同3万250円)
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ソニーが2014年4月に発売した「MAP-S1」(家電量販店の実勢価格は6万5820円)
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ソニーが「MAP-S1」とセットで紹介している別売スピーカー「SS-HW1」(同5万6350円)
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 セットで紹介しているスピーカーの実勢価格を加えてみても、オンキヨーがトータル約8万3000円、ソニーが約12万2000円なのに対し、パイオニアは約6万3000円と最も安い。スピーカーをセットで購入する必要は全くないのだが、トータルで比べると安いというのも人気を後押ししている理由かもしれない。

3機種の売れ筋ランキング推移 価格.comのトレンドサーチから引用 Copyright (c) Kakaku.com, Inc. All Rights Reserved.
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3機種の最安価格推移 価格.comのトレンドサーチから引用 Copyright (c) Kakaku.com, Inc. All Rights Reserved.
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 では、それぞれどのような魅力があるのか。価格.comの口コミ情報から探ってみよう。