カメラ機器の展示会「CP+2015」の開幕が2月12日に迫った。CP+に合わせて多くの新製品が登場するのは間違いない
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 2月12日に開幕するカメラ機器の展示会「CP+2015」まで、いよいよ1カ月を切った。例年、主要なカメラメーカーがCP+の開催に合わせてデジカメや交換レンズ、アクセサリーなどの新製品を多数発表するので、写真ファンにとっては注目のイベントといえる。

 新製品の発表に合わせて現行モデルは基本的に販売終了となるが、発表より前に生産を終了して流通在庫のみになっているケースが多い。価格の安い販売店からどんどん売り切れていくことで、ある時期から最安価格がどんどん上昇していくのが一般的だ。

 価格.comの製品情報ページを見ると、最近になって最安値が大幅に上がっている機種がいくつかあった。特に目を引いたのが、長期間にわたって高い人気を博しているソニーの高級コンパクトデジカメ「Cyber-shot DSC-RX100」(以下、RX100)にもついに価格上昇の波が及び始めたことだ。

1型の大型CMOSセンサーを搭載しながら3万円台前半のお手ごろ価格で購入できることで長く人気を集めた、ソニーの高級コンパクトデジカメ「Cyber-shot DSC-RX100」
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 RX100は、1型の大型CMOSセンサーと広角側F1.8の明るいズームレンズを小型軽量ボディーに凝縮した高級コンパクトデジカメ。手のひらサイズのカメラでデジタル一眼に迫る高画質が得られることで、サブ機として使いたいデジタル一眼ユーザーの注目を集めた。さらに、装備を充実させた兄弟モデル「Cyber-shot DSC-RX100M2」「Cyber-shot DSC-RX100M3」の登場を受けて価格が下がり、長く3万円台前半~半ばのお手ごろ価格で推移。コストパフォーマンスの高さが評価され、2年を超えるロングセラーを続けている。

 そのようなRX100だが、現在の最安価格は約3万7800円と3万円台後半にまで上がった。性能を考慮すれば十分安いのだが、2014年11月上旬には3万2500円前後で売られていたので、わずか2カ月ほどで15%近くも上昇している。

Cyber-shot DSC-RX100の最安価格の推移グラフ。11月上旬は3万2500円前後だったのが、3万7000円台にまで急上昇。特に、直近は4万円近くまで上がって話題になった 価格.comのトレンドサーチから引用、価格は税込み Copyright (c) Kakaku.com, Inc. All Rights Reserved.
Cyber-shot DSC-RX100を販売する店舗数の推移グラフ。まだ多くの店舗で取り扱っているので、すぐに入手が難しくなったり価格が急上昇することはなさそうだ 価格.comのトレンドサーチから引用、価格は税込み Copyright (c) Kakaku.com, Inc. All Rights Reserved.

 ソニーのWebサイトを見ても、生産終了を示すアイコンは付けられておらず、現行モデルとして取り扱われている。だが、業績を盛り返したいソニーとしては、単価の高いRX100M3に主軸を移すため、多くの新製品をお披露目するCP+開催のタイミングでRX100の販売を思い切って終了する可能性も考えられる。

コンパクトな本体サイズを維持しながら、RX100にはない電子ビューファインダーやチルト式液晶を搭載し、より明るいズームレンズに一新した「Cyber-shot DSC-RX100M3」。最安価格は7万5000円前後とまだ高めなこともあり、初代RX100のほうが売れている
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 3万円台後半の価格を付ける販売店が多数存在することから、しばらく大幅な価格上昇はないとみられるが、以前のように3万円台前半まで価格が下がることはないだろう。欲しい人は、今のうちに決断したほうがよさそうだ。