もともと水辺の楽しみ方はたくさんあるけれども、サーフィンはあまりポピュラーではなかったタイ。しかし、最近バンコク市内に人工波でサーフィンを楽しむクラブがオープンし、注目を集めています。トレンディでおカネがかかるスポーツを楽しめる特別感が流行に敏感な人たちに受けているようです。

【リポート】パッティクーン・ペンワン
大学でコミュニケーションアーツ、大学院で視覚ブランドデザインを学び、現在は広告代理店のクリエーティブディレクターとして働いている。母は元高級官僚、2人いる兄弟は建築家と通信会社のマーケティングオフィサー。独身で、世帯所得は月30万バーツ。サイアムスクエアのサービスアパートメントに住む。読書やチャオプラヤ川でのボート遊び、旧市街の散歩を好む。たまには海外旅行にも出かける。休日は盆栽の手入れや料理、DIYなどをして過ごし、生活スタイルは全般にシンプル。洋服もシンプルなものを選ぶ。日本のイメージは漫画、アニメ、食、盆栽や生花になどに見られる自然と芸術の哲学的な融合に代表される。日常生活における文化の存在感の割合はタイ70%、日本 20% 、西洋 10%
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 こんにちは、パッティクーン・ペンワンです。タイの広告代理店でクリエーティブディレクターとして働いています。20年前、タイですごくブームになったスポーツがありました。それはアイススケートです。タイは常夏の国なのでで、人々は雪や氷をあまり見たことがありません。だから興奮したわけです。

 トレンディでおカネのかかるスポーツだったこともあります。こういう特別感って、タイではとても大事なんですよ。人より先に行ってトレンドセッターになりたいという気持ちが強い人たちが多いんです。まあ、外国人がタイに来て象やツクツクに乗って喜ぶのもそれに近いところかな、とも思うんですけどね。

タイの人々は水遊びが大好き

 ちょっと話がずれましたが、今回のテーマは「サーフィン」です。タイの海って大きな波がないんです。だから今までサーフィンを楽しむ人はいませんでした。普通、海岸で遊ぶというと、バナナボートや水泳、あるいはジェットスキーがポピュラーです。日光浴やパラセーリングはあまりやりません。これらは外国人観光客の好みです。だいたい、僕たちは皮膚を焼くなんて嫌いですしね。

 繰り返しますが、タイの人たちは水遊び自体は好きなんですよ。昔、ジェットスキーは湖でやるものだったのが、今は河でもやります。バンコク市内を流れるチャオプラヤ川でジェットスキーにのって古い街を眺めるなんてことも。

 ここ3年くらいでタイには大きなウォーターパークが驚くほど増えています。タイ中部にあるホアヒンには3つのウォーターパークができました。パタヤにも子供や家族に人気のあるカートゥーン ネットワークが「カートゥーン ネットワーク・アマゾン」というテーマパークを作りました。