代官山駅入り口交差点にあり、長く代官山のシンボル的存在だった「代官山Loveria(ラヴェリア)」と「代官山東急アパートメント」跡地に2014年11月28日、5年間限定の新施設「TENOHA DAIKANYAMA(テノハ代官山)」がオープンした。

 同施設は、広域渋谷圏の大規模な再開発を予定している東急不動産の新規事業。5年間限定という制約を逆手にとり、ビジネスとライフスタイルを融合させる大胆な実験と位置付けられたプロジェクトだ。同社が都市型商業施設の新ブランドとして表参道・原宿エリアに開業を予定している「キュープラザ原宿」などの展開に実験結果を生かしていきたいという。

 2013年までは代官山の旧施設を取り壊して新たな建物への建て替えを予定していた。だが2013年9月、2020年の東京五輪開催の決定を機に「情報発信の拠点となるような施設として再開発に生かしていきたい」と発想を転換。急きょ、取り壊しを中止しテノハ代官山のオープンを決め、わずか3カ月ほどでリノベーションを行った。「ある意味、5年限定だから大胆な決断ができた」(同社)。

 同社が試みようとしている、“ビジネスとライフスタイルを融合させる大胆な実験”とはどのようなものなのだろうか。

「TENOHA DAIKANYAMA(テノハ代官山)は東急東横線代官山駅から徒歩3分。地上8階、地下1階、塔屋1階建て。敷地面積は3877.97平米、 延床面積は7496.47平米。代官山のシンボルだった建物はそのままに、外観はより緑が多く、内部はスタイリッシュで洗練された空間に生まれ変わった
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