前回掲載した前編に引き続き、キヤノンの高性能デジタル一眼レフ「EOS 7D Mark II」を取り上げる。初代モデルと比べて大きく引き上げられた高速オートフォーカスや高速連写性能に大満足の落合カメラマン。「撮影はいたく痛快」と高く評価するも、望遠以外のレンズを装着した際は「コレジャナイ感」を感じているという…!?

 前編の最後の方で、短いタマを装着して使っているときの「どこか違う感」というか、「しっくりこない感」みたいなものをどうしても払拭できなかったところに思わず苦笑してしまったと書いた私。EOS 7D Mark IIってヤツには「望遠レンズを装着しているときにしかサマにならない」感じがきわめて濃厚なのだ(個人の印象です)。

発売以来、好調なセールスを記録しているキヤノンの「EOS 7D Mark II」。長らく品薄状態が続いていたが、EF-S18-135 IS STM レンズキット(実勢価格は24万8000円前後)は即納在庫をチラホラと見かけるようになった
[画像のクリックで拡大表示]

 思えば、この歪んだ(?)印象って、いちばん初めに他媒体の仕事で新しいEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMとの組み合わせを存分に味わってしまったことが原因なのかも? 今回、この記事を執筆するにあたっての機材借用では、残念ながら同レンズを借りることができなかった(本記事には同レンズで撮影した作例の掲載はない)のだが、EOS 7D Mark IIはEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを使うために生み出されたボディーなんじゃないかと半ばホンキで思うに至るほど、同レンズとのコンビネーションにはソソるモノがあったのである。

12月下旬発売予定の望遠ズームレンズ「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」。実に16年ぶりの一新となり、従来モデルのユーザーを中心に注目が集まっている。予想実勢価格は27万円前後の見込み
[画像のクリックで拡大表示]

 APS-Cモデルとしてはデカくて重いといわれるEOS 7D Mark IIのボディーも、EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMとなら文句なしの高バランス。200mm程度では「望遠効果」をまったく感じない“望遠不感症”が多発する世知辛い今の時代にあっても、さすがに400mmの画角なら望遠として納得することは難しくないだろう。もちろん、描写能力にも不満は皆無。お恥ずかしながら、私はEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着したEOS 7D Mark IIがイッパツで欲しくなってしまった。EOS 7D Mark II単体ではなく「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着したEOS 7D Mark II」を所有したくなったのだ。おわかりいただけますぅ?