pota sandal shoes
一枚革のソール部と大きなバンドのアッパーが、優しく足を包み込んでくれる。カラーは、茶と黒の2色、サイズは、S、M、Lの3サイズ。1万8000円。取扱店舗は下記URL、potaのホームページから確認 potaホームページ:http://pota.cocotte.jp/
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納期半年は当たり前! それでも履きたいサンダルの秘密とは?

 「ガチいいもの」の連載スタート当初から、ぜひとも紹介したいと思っていた製品がある。が、いつ書けばいいのやら大いに頭を悩まされてもいた。石川県の小さなハンドメイドシューズ工房「pota」のサンダルがそれだ。

 サンダルなんだから、もちろん夏前にご紹介するのが一番良いのはわかっている。が、まず受注生産である。しかも、納期は、半年から1年かかる。たとえば、今注文を入れたとしても、届くのは最短でも薄ら寒い初冬であろう。かと言って、冬に紹介したのでは、寒風吹きすさぶ中、誰がサンダルなんぞの記事に目を向けるというのだろう……。

 というわけで、今シーズン、見送りだなぁと一旦はあきらめかけた。が、暑い日々、そのサンダルに足を入れ、テコテコ歩くにつけ、あたかも体の一部のようにボクの足になじんでいるその心地よさ、歩きやすさが身に染みる。

 もう他のサンダルには戻れないよなぁ……と、とりあえず、原稿を書き上げて編集部に判断していただくことにした。紹介せずにはいられない、そんな魅力に満ちあふれているのだよ、このサンダルは。

potaファンになると、ソールに刻印されたマークも愛おしい。アッパー部分との縫い合わせのしっかりぶりもハンドメイドならではだ
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 potaは、8年前、石川県でご夫婦二人で始められた小さなシューズ工房である。スリッポンシューズや、ストラップシューズ、ブーツなど、シンプルでナチュラルなデザインの製品を作っている。販売店舗は持たず、全国のおしゃれな雑貨屋さんに委託するという販売方式をとっている。購入できる店舗は、地元石川県の5店舗が最大で、全国合わせても13都府県のたった17店舗にすぎない。たまたま、我が家の近所に扱っておられる雑貨屋さんがあり、ボクは幸運な出会いを果たすことができたってわけだ。

 このサンダルに出会うまで、「サンダルなんて、気軽に履けて楽ちんならいいじゃない? それにカッコ良ければ言うことないよねぇ」というのが、ボク的サンダルの価値観だった。服装が比較的自由な出版社勤務ということもあり、会社に置き靴、出勤はサンダルなんてことも年中であった。

 が、ボクなりのこだわりは持っていて、履きやすいといわれるサンダルはずいぶんあれこれ試しに履いた。足形に合わせてソールを整形したというChacoのサンダルはお気に入りで、革製もビーサンタイプも履いている。人間工学に着目したというBIRKENSTOCKのサンダルやら、アウトドア界で一世を風靡したTEVAのスポーツサンダルや、水辺で歩けると評判のKEENやMionのウォーターサンダルも重宝した。

 が、こと街中で履くサンダルに関して、コイツに出会ってから、他のサンダルには目もくれず、pota一筋のリピーターとなった。