イメージキャラクターには、女優の有村架純さんを起用。メニコンは今年7月、「瞳がふわっと花ひらく」とうたう国産初のサークルレンズ「2 WEEK Menicon Rei」(2ウィーク メニコン レイ、以下「Rei」)を発売した。バレずに盛れるのが最大の特徴とされる。いわば瞳が詐欺ブラをしているようなものだ。なぜレンズの着色部分は“花柄”なのだろうか?

※本記事は「“もともと美人”に見える? 瞳をふわっと盛れる『サークルレンズ』の仕掛け」の後編です。前編とあわせてご覧ください。

モデル嬢がレンズをはめてみる

 サークルレンズに興味をもつ女性は「レンズをはめているからかわいい、ではなく、生まれつき大きな瞳をしたかわいい子に見られたい」という願望を抱く――。これがメニコンの調査結果だった。女性は「瞳を大きくしたい、でも気づかれたくない」とウラハラな欲望を隠し持っている。そこで同社は「バレずに盛れる」をコンセプトに、女性の相反するワガママな願いを叶えるべく、新商品のReiに3つの仕掛けを搭載した。

 すなわち、黒目を大きめに囲む着色デザイン層は、半円形の微粒子(ドット)の集合体である。そしてドットの色は、日本人の瞳の色を研究し、黒目の外側と内側に絶妙に溶け込む黒系か茶系の中間色。このドットとドットのすき間からユーザー自身の黒目の色が透けて混ざり合い、ふんわりと瞳が大きく見える――。瞳まで詐欺ブラみたいにこっそり盛れるっていう仕掛けを、前編で紹介しましたね。

着色した花びら型の微粒子(フラワードット)が一輪の大きな「花柄」を形づくる「Rei」のデザインイメージ図。日本人の瞳の色に近い黒系、茶系の2色で展開する(画像提供:メニコン)
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 では、実際にReiを装用したところを拝見しましょう。下写真のモデル嬢は向かって右の目にだけReiをはめている。

新商品記者発表会でレンズを装用して披露するモデル嬢。向かって左の目は普通のクリアコンタクトレンズ、右の目に新商品「2 WEEK Menicon Rei」をはめている。こうして比べると、向かって右のほうが、黒目がひとまわり大きい
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「2 WEEK Menicon Rei」の装用前、装用後の比較(画像提供:メニコン)
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 「Rei」で盛った目は男性からどう見えるのか? 担当編集者やデスク、友人に聞いてみると、

・「盛っている」とは分からない。自然に見える
・サークルレンズを入れた目だけを単体で見ると、意外とフツーな感じがする
・街を歩いていて、明らかに黒目ぐりぐりで「おまえ、変だろ」と突っ込みたくなる子もいるが、この写真の子は大きな違和感がない
・プリ機の劇的に盛った目には違和感があるが、サークルレンズはアリだと思う。世間の女性アイドルはこの手のレンズを装着しているだろうから、その水準に慣れたせいかもしれない(笑)

 ――と、「ナチュラルに見える」点で共通している。写真でこの目を見る限り、「盛っているとは分からない」と口をそろえる。しかも「もしかして盛ってる?とか詮索しないし、(この目を見て)なんとも思わない」点も一致した。

 うまくダマせている。ま、聞いた相手が40代と50代のおっさんなので、若い女の子にとっても「なんとも思わない」対象かもしれないが。