「東京暖簾めぐり」500円
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榮太樓總本鋪の店舗ほか、百貨店、羽田空港などでも販売している
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 飴(あめ)で有名な日本橋の老舗、榮太樓總本鋪(東京都中央区)など老舗5店がコラボしたピーセン「東京暖簾めぐり」が2014年3月に発売され話題となっている。同社の販促宣伝部の石倉賢一氏によると、東京から地方に行く際のお土産として使われることが多く、まとめて10個以上買う人もいるという。

 ピーセンは、いまはなき銀座江戸一が1956年ごろから販売していた人気商品。そのレシピや販売権などを、榮太樓總本鋪が1999年に受け継いだ。もち米、落花生、揚げ油にこだわったサクサクとした味わいが特徴。ピーセンのような菓子はたくさんあるが、「当社の商品は正式に受け継いだもの。ネーミングやコンセプトが派手な商品が注目されがちななか、上質な東京土産を作りたいと考えた。日本橋界隈の老舗同士のつながりは大きな強みで、先祖代々で培われた信頼関係を生かし、協力し合って商品化が実現した」(石倉氏)。年配の購入者からは「東京の古いお店の名前がたくさん入っていていい」と言われることもあるという。

 かつお節専門店のにんべんからは「かつお節ピーセン」、お茶と海苔の専門店の山本山からは「あおさのりピーセン」、やげん堀 七味唐辛子本舗からは「七味唐辛子ピーセン」、そば店 更科堀井からは「ゆずきりピーセン」がラインアップされており、それぞれの店の人気の逸品のおいしさを最大限に引き出せるよう、原材料や味付け、香りの調合を何度も吟味し、マイクロパウダー状にしてまとわせる工夫をするなど、試作を繰り返して完成したという。ひと箱で5店の自慢の味が堪能でき、おやつにも酒のつまみにもなる味なので子どもも大人も楽しめる。

 過去には3店舗ずつの「日本橋編」と「浅草編」に分けて各800円で販売されていたが、ひと箱で5種類入って500円になったことも幅広く売れている理由のよう。購入者からは、「日持ちするのがいい」「気が利いている」「かさばらず軽くコンパクトなパッケージがいい」「ちょっとしたお土産に便利」などの声が届いているそうだ。

 

(文/池田明子=JVTA)