弱点もあるが、「8割以上の人が満足できる」

 CPUにはクアッドコアのAtomを搭載している。しばらく操作してみたが、遅く感じる場面はなかった。16GBのストレージはやや物足りないが、必要に応じてmicroSDカードを増設すればいい。

 最大の弱点は、カメラが200万画素にとどまることだろう。これはもう、とりあえず付いているだけと思ったほうがいい。液晶は1280×800ドットと、今どきのタブレットとしては解像度が低いものの、これも価格を考えれば納得だろう。また、仕事で使いたい方は、映像の出力端子がないことに注意してほしい。テレビなどに映してプレゼンができないと困る方もいるはずだ。

 結論がありきたりだが、例えばデジタイザーで手書きしたいなどの特別な要望がない人なら、8割以上がこのモデルで満足できると思う。仕事に使いたい人でも、メールのやり取り程度なら、付属のキーボードでも納得できるレベルだ。

 つくづく感じたのは、Androidタブレットのコモディティー化だ。恐らくこのモデルを買っても、不満に思う人はほとんどいないはず。逆に言うと、追加費用を支払ってまで、これ以上高性能なモデルを手に入れる意味が感じられないのだ。もう、普通のAndroidタブレットで儲けを出すのは不可能になってきていると実感させられた。Androidタブレットをとりあえず使ってみたいという人にはおすすめできる。

タッチパッドも普通に使いやすい
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このスイッチでキーボードを脱着する
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キーボード装着部分もさほど見苦しくはない
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拡張性は決して高くなく、microSDカードの搭載が目立つ程度だ
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バッテリー駆動時間が約9.5時間と長く、ACも普通にコンパクトだ
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著者

戸田 覚(とだ さとる)

1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。近著に、『ここで差がつく! 仕事がデキる人の最速パソコン仕事術』(インプレス)がある。
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