2014年7月8日から10日まで開催された巨大見本市「国際文具・紙製品展」(通称ISOT)のレポート第2弾。 前回の「紙モノ」に続き、今回は「文房具」をピックアップする。

筆ペンとマッキーの進化に注目!

 いわゆる文房具にも見るべき製品は多かった。なかでも画期的な新製品を展示していたのが、筆記具メーカーの呉竹とゼブラだ。

 呉竹の「くれ竹美文字 完美王」は見た目は普通の筆ペンなのだが、書いてみると従来のモノとは全く違うことが分かる。

 通常、筆ペンはグリップの部分が軟らかい素材でできていて、そこを押しながら書くことで筆先にインクが行き渡る仕組み。ところが、この製品はその部分も普通の筆記具のように固い素材でできており、押さなくても筆先にたっぷりとインクが染み出す。

 そしてこれまでの筆ペンとは違う、スーッと軽いタッチで書けるのだ。その構造は秘密だそうだが、流れるように文字が書けるため、従来の筆ペンに比べてより思った通りに書ける。筆ペンに慣れていないユーザーでも、筆のタッチのコントロールが精密に行えるわけだ。9月18日発売とのことだが、この感触をぜひ試してみてほしい。

呉竹「くれ竹美文字 完美王」(500円)。9月18日発売、インクは200円
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グリップが硬いので持ちやすく、筆文字がラクにスムーズに書ける。文字の太さの調節も可能
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 ゼブラの「水拭きで消せるマッキー」も面白い製品。

 油性マーカーでおなじみの「マッキー」シリーズの新作だが、油性ではなく水性顔料インクを使ったタイプ。しかし、これがただの水性マーカーではない。

 油性マーカーと同じように、ツルツルした金属やプラスチック、ガラス、ホワイトボードマーカーなどにかけるうえ、ホワイトボードマーカーのイレイサーなどでは消せないし、指で擦ったりティッシュで拭いたりする程度では消えない。ところが、水で濡らしたティッシュや布などで拭くと、サッとキレイに消えてしまう。

 水拭きすれば消せるのだから、書くことのハードルがとても下がる。イベントなどで窓ガラスに案内図などを書いたり、収納ボックスにラベルを貼ったりする代わりに、このマッキーで直接書けるわけだ。一本で太字、細字の両方が書けるのは従来のマッキーと同様で、それもありがたい。

ゼブラ「水拭きで消せるマッキー」(各180円)。赤、黒、青の3色
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