auの新料金プランがようやくお披露目された。今回発表した「カケホとデジラ」は、今までのプランと比べて本当に安いのかを速攻で分析したい。キーポイントは「従来料金も選べる」こと。新料金と従来料金をよく比較して、より安く、より使いやすくなるプランを選ぼう。

auの新料金プラン「カケホとデジラ」が登場。今後も選択できる従来料金プランとしっかり見比べて、自分の使い方でおトクになるほうを見極めるのが肝心だ
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定額かけ放題の「カケホ」とデータ通信パック「デジラ」を導入

新料金プラン「カケホとデジラ」を発表するKDDIの田中孝司社長
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 auが2014年6月25日に発表した新料金「カケホとデジラ」は、先行していたNTTドコモとソフトバンクモバイルの新料金プランに合わせたライバル的なプランだ。今までと大きく異なるのは、音声電話が定額でかけ放題になることと、パケット料金がGB(ギガバイト)単位で選べること。スマートフォンや携帯電話の料金体系や利用方法を大きく変える分岐点になる。

 まず、ライバルとなる他社との比較だが、大まかに表現すれば「横並び」といってよい。音声電話については3社ともまったく同じで、スマートフォンは月額2700円で、携帯電話(フィーチャーフォン)は月額2200円でかけ放題となる。違いがあるのは、データ通信量「デジラ」だ。他社との違いをまとめておこう。


■au新料金プラン「カケホとデジラ」、他社との違い
▼データ通信量の段階別プランを細かく刻んでいる。15GB以下で見ると、他社は3段階なのに対し、auは6段階に細分化
▼「データギフト」という形で、家族にデータ通信の枠を任意にプレゼントできる仕組みを用意
▼プロバイダーとのセット割「auスマートバリュー」で、1カ月あたり最大1410円の割引が受けられる

 他社のデータ通信量は2G/5G/10GBというプラン設定だが、auは2G/3G/5G/8G/10G/13GBと細かく設定しているのが特徴だ。段階別プランが多くなっている。

新料金プランの内容。基本的な仕組みはNTTドコモやソフトバンクと似ているが、データ料金プランは容量の刻みを細かくしているのがポイント
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 また、NTTドコモの社長が「光(プロバイダ)とのセット割を検討している」とコメントしているなか、auは他社に先駆けて新料金でのセット割を発表している。さらに、auは新たに携帯電話(フィーチャーフォン)でもセット割を適用できるようにしたことは、業界的に大きなインパクトがある。

 では、今までのau料金と比べて果たして安いのかどうかをシミュレートしてみよう。auの広報担当者によれば「従来の料金プランも新規加入できる」とのことなので、新料金と従来料金を比較して、得になるほうを選びたい。