ここ数年の文具の進歩は目覚ましいものがある。15年もの開発期間を経て登場した消せるボールペン「フリクションボール」や、油性ボールペンの常識を変えた低粘度油性インクの「ジェットストリーム」は、その代表といえるだろう。

 フリクションボールやジェットストリームの例でも分かる通り、驚かされるような大きな進歩は技術革新がもたらす。そして、文具のなかでも技術革新が大きく貢献しているジャンルといえば、のりやボンド、テープといった“貼る文具”だ。

 子供のころ、工作でのりを使っていると手がベタベタになり、なかなか満足のいく仕上がりにならなかった経験は誰しもあるだろう。ところが、最近ののりは何度も貼り直せるのに時間が経てばしっかりと接着されるものや、しっかり貼れるのに何度でも貼ったりはがしたりできるものなどと多彩だ。とにかく扱いやすいし、用途に応じて接着力も使い勝手も選べるのだ。

 ビニールテープなのに手で簡単にまっすぐ切れるもの、表と裏で接着力が異なる両面テープ、少ない力で引き出せるテープ……。ここでは貼る文具の最前線が分かる製品を集めた。日ごろ使っているのりや接着テープ、ガムテープなどと実際に比べてみれば、その威力を体験できると思う。

表裏で粘着力が異なる両面テープ!

コクヨS&T「両面テープ ラクハリ しっかり貼れてキレイにはがせる」(500円)。テープ幅15mm、長さ10m。詰め替え用テープは380円
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 「両面テープ ラクハリ」はテープのりのような容器に入った両面テープ。「強力貼る」「しっかり貼れてキレイにはがせる」の2種類があるが、今回紹介するのは後者だ。

 片面に強粘着、もう一方の面にきれいにはがれるのりが使われているのが特徴。これによって強粘着の面をポスター裏面にすることでしっかりくっつき、きれいにはがれる面を壁側にすることでポスターをきれいにはがせるのだ。はがしたポスターをそのまま別の壁に貼り付けることもできる。

 最近は貼りはがしが簡単な接着剤や接着テープが増えているが、なかでもこの商品は壁などにのりが残らずにきれいにはがれるので、とても安心して使える。とにかく一時的に何かを貼り付けるのなら、これを使えばよい。本当に「しっかり貼れてキレイにはがせる」から。

テープのりではなく両面テープなので、容器からテープが貼り付けられる。これで貼るほうが強粘着のり、反対側がはがせるのりになっている
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まず貼り付けたい箇所にテープのりの要領でテープを貼り付ける
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そのまま貼り付けたい場所に貼る
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貼り直しも簡単。きれいにはがれて貼った場所にのりが残らない
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