Q. アン・ハサウェイやジェニファー・ローレンスなど、ハリウッドセレブが次々とイメチェンに成功した開運ヘアって?

ピクシーカットでアカ抜け、女優として開花したアン・ハサウェイ(左)とジェニファー・ローレンス(右)。(C)AP/アフロ、(C)Tsuni/Gamma-USA/アフロ
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A. ピクシーカット

 「Pixie(ピクシー)」とは「妖精」の意味で、側頭部と後頭部の髪を男性のように短くするショートスタイル。映画『ローマの休日』(1953年)でオードリー・ヘプバーンが披露し、世界的ブームになったといわれています。ファッションを選ばないうえに顔の印象を大きく変えるため、手っ取り早くイメチェンしたいハリウッドセレブに人気です。


ポイント

 このヘアスタイルでうまくイメチェンしたのが、アン・ハサウェイです。映画『レ・ミゼラブル』(2012年)のため、自慢のロングヘアをばっさりカット。スタイリッシュなピクシーカットに大変身し、ぐっとおしゃれな印象に変わりました。エマ・ワトソンもピクシーカットを活用して、「ハリー・ポッター」のイメージを一気に払拭。彼女を広告に起用したバーバリーは売り上げが24%も増加したそうです。その後、世界的化粧品ブランド、ランコムの契約も手に入れ、子役から大人の女優へと華麗な転身を遂げました。

 一方、日本でピクシーカットといえば、女優の蒼井優さんです。髪を短くした後に出演した日焼け止めやメガネのCMでは、ボーイッシュなヘアスタイルが逆に女性らしさや可愛らしさを引き出していると話題を呼びました。

 最近ではパーティーでも見かけるようになったピクシーカット。夏に向けてイメージを変えたい人におすすめですが、顔が出るので自信がないとできない? さて、どうでしょう。



Q. モデルの次は芸人? お笑い界を席巻する○○芸人って?

A. ハーフ芸人

 父親がブラジル人で母親が日本人のデニスの植野行雄さんや、父親がアメリカ人で母親が日本人のマテンロウのアントニーさんなど、ハーフの芸人のこと。見た目は外国人にもかかわらず、英語がまったく話せないといったギャップが受け、いまバラエティー番組で人気を集めています。


ポイント

 ローラさんやダレノガレ明美さんなどハーフモデルが人気でしたが、いまその波はお笑い界に押し寄せています。人気バラエティー『アメトーーク!』(テレ朝系)では特集が組まれ、ハーフ芸人のみなさんは外国人にしか見えないルックスが招いた過去の苦労話をここぞとばかりに披露。たとえば、「インド料理店では頼んでもいないのに、日本人向けではなく現地人向けの3倍辛いカレーがでてくる」など、まるでマンガのような面白エピソードの数々が受けています。

 視点が日本的なのが気になりますが、とはいえ、いまや芸だけでなくトークの面白さも求められるお笑いの世界で、ある意味ネタの宝庫といえるハーフ芸人は、これからますます活躍の場を広げそうです。

(構成/毛谷村真木 協力/田嶋真理)

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品田英雄(しなだ・ひでお)
日経エンタテインメント!編集委員、日経BPヒット総合研究所上席研究員、デジタルハリウッド大学院大学客員教授
品田英雄

 1987年、日経マグロウヒル(現 日経BP)社に入社。1997年、月刊誌『日経エンタテインメント!』を創刊、編集長に就任。発行人を経て2007年、編集委員に就任する。現在、日経BPヒット総合研究所上席研究員を兼任。デジタルハリウッド大学院大学客員教授(ヒットコンテンツ事例研究)。著書は、『ヒットを読む』(日本経済新聞社 日経文庫)ほか。

 現在の主な連載・出演は、日経MJ(流通新聞)「品田英雄のヒットの現象学」、日経ビジネスオンライン「こっちのヒット、あっちの流行」、日本テレビ「PON!」、ほかにも情報番組の解説者を多数務める。