「冷やし麦茶づけ 梅かつお」「冷やし麦茶づけ 鶏だし天茶」(希望小売価格120円)。黄や緑の「定式幕」のカラーが特徴的な永谷園のお茶漬け商品とは異なる、ブルーとグリーンのデザインで涼しさを演出(画像クリックで拡大)

 永谷園(東京都港区)が2014年9月末ごろまでの季節限定商品「冷やし麦茶づけ 梅かつお」「冷やし麦茶づけ 鶏だし天茶」を3月10日に発売した。

 秋冬の寒い時期に人気のお茶漬けを、夏場にもおいしく食べてほしいと、永谷園が冷たいお茶をかけて食べるお茶漬けを初めて提案したのが2002年。当初は従来通り温かいお茶をかけても食べられる商品として売り出されたが、2005年にはサントリーと共同で、冷たいウーロン茶をかけて食べるお茶漬けの素を開発。そして今回、麦茶をかけるタイプを初めて出した。

 よそったご飯にお茶漬けの素をふりかけて、冷えた麦茶を注いで食べるのだが、夏場は麦茶を常備している家庭も多いので、より手軽だろう。ただ、家庭の麦茶は水出しや煮出しのものから、ペットボトルに入った既製品までさまざま。そこで、この商品には麦茶エキスのパウダーを入れ、比較的味の薄い水出し麦茶でも、麦茶の香ばしさをしっかり味わえるようにした。

 「麦茶をかけて食べること自体、なじみがない人もいるので、ラインアップはより多くの人に親しんでもらえるように、弊社のお茶漬け定番メニューを採用しました」(永谷園 石川祐希氏)。「梅かつお」は、開発段階にいろいろ試した中で、一番麦茶に合ったというかつおだしがしっかりときいており、梅干しのフレークが夏向けのさっぱり味に仕上げる。一方、揚げ玉の入った「鶏だし天茶」は、少し脂味も感じられる。「かきあげをのせて食べてるのもオススメ」(石川氏)だそう。

 購入者からは、「この商品のためにわざわざ麦茶を買った」「麦茶を年中置いているから、通年で購入できるようにしてほしい」という声が寄せられているという。夏本番で売れ行きが伸びそうだ。

(文/佐藤来未=Office Ti+)