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「おやさいクレヨン vegetabo(ベジタボー)」。写真上がシーズン1、下がシーズン2。ほのかに野菜の香りがし、自然なやわらかい色合い。キャベツは農家が出荷前に捨てていた一番外側の葉、栗は皮などを粉末にして使っており、資源や環境にも優しい
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 ナガイモやキャベツ、ホウレンソウ、ネギ、カボチャ、栗など、青森県産野菜の粉末を使った、「おやさいクレヨン vegetabo(ベジタボー)」が2014年3月28日に発売され、在庫切れとなる人気だ。

 地元のデザイン事務所STmind(青森市)が開発したこのクレヨンは、色素成分に本物の野菜を使用。青森の農業に関心が集まるきっかけになれば……と、県産を中心に10種類の野菜や自然素材を選んだ。また、石油成分が主原料の一般的なクレヨンとは異なり、国産玄米を白く精米するときにできる米糖からつくられた「ライスワックス」を採用。子どもが誤って口に入れても無害という、より安全なクレヨンに仕上げた。

 「発案段階では、本当に野菜クレヨンが作れるのか? と、実際に野菜を粉砕したりホットプレートで乾燥させるなど、自分たちの手でいろいろ試していました」(STmind 代表 木村尚子氏)。共同開発できる名古屋のクレヨンメーカーや、県産野菜の粉砕を行う地元農家などの協力を得て完成させた。

 2013年2月に東京で行われた展示会では、STmindの予想を大きく上回り、3日間で1500人ものバイヤーが訪れた。また発売前にメディアで知った一般ユーザーからも、全国の小売店に問合せが多数寄せられたという。

 購入者からは「野菜と米の組み合わせが面白い」「色合いが水彩画のようで、きれい」など好評で、早々に在庫切れとなったが、5月中旬にはシーズン2を発売予定だ。新色も増え、カラーバリエーションも一新。シーズン1の反響を踏まえ、今回は大幅に増産する計画だ。現在、ホームページにて予約を受付中。1箱2160円。商品サイトのウェブショップ、全国の文具店などで販売予定。

(文/梶 里佳子)