これまでの携帯電話やスマートフォンの料金体系を変える新しい料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」がNTTドコモから発表された。一定額で相手を問わず無料で通話し放題になるほか、パケット通信は家族でデータ量を分け合えるようになる。

 気になるのが、既存の料金プランと比べておトクになるのか、という部分だろう。この記事では、通話料金について詳しく分析するが、まず先に分析結果のまとめを紹介しよう(記載の料金はすべて税抜き)。

■NTTドコモ「カケホーダイ」のまとめ
▼Xi対応スマートフォンを使っている人は、切り替えると得になるケースが大半
→ただし、通話をほとんどしない人は、従来の料金プランを続けたほうがベター
(ボーダーラインは「1カ月に50分(1日約2分)通話するかどうか」)

▼FOMA対応のフィーチャーフォンを使っている人は、「1カ月に75分(1日約2.5分)通話するかどうか」がボーダーライン
→通話がそれより少なければ「カケホーダイ」にしないほうがよい

▼Xiの従来プランの申し込みは8月末まで。FOMAは継続で「新節約ワザ」を発見!
→契約中の従来プランの継続は可能。FOMAは今後も従来プランに加入できるので、試算をもとにじっくりと選ぼう。FOMAについては、フィーチャーフォン編で紹介する「新節約ワザ」に注目だ

定額料金で相手を問わず通話し放題になる「カケホーダイ」、2年契約が必須

NTTドコモの「カケホーダイ」は、一定額の基本料金を支払うことで、携帯電話と固定電話の国内通話が時間制限なく無料になる
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 まず、「カケホーダイ」のアウトラインを見てみよう。「月々一定額で」「相手を問わず」「何分でも無料で」通話できるのが「カケホーダイ」だ。国内では初めての仕組みだが、アメリカでは2013年に携帯電話大手の多くが「一定額で通話し放題」を導入し、広く普及している。これに追随するような形のプランで、国内で普及し始めているIP電話(「LINE 電話」や「050plus」など)が真っ青になるような料金体系となっている。

 月々の定額料金は、フィーチャーフォン(従来型携帯電話)ならば2200円、スマートフォン(XiおよびFOMA)でも2700円で、他キャリアを含む携帯電話やスマートフォン、固定電話に何分でも無料でかけられる。なお、旧型のFOMAスマートフォンは「スマートフォン」の扱いとなるため、月額2700円となる点に注意が必要だ。

カケホーダイは、契約している端末がフィーチャーフォンかスマートフォンかで月々の基本料金が異なる。スマートフォンの方が500円高い
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 注意したいのが2年縛りの存在だ。一度加入すると2年間は継続する必要があり、途中解約すると9500円の解約料を支払う必要がある。契約は自動更新されるため、無料で解約するには2年ぴったりから2年1カ月の1カ月間に解約する必要がある。ただし、この2年縛りの手法は従来の料金プランでも採用しており、カケホーダイだけの問題点ではない。2年縛りのないプランもあるが、月額料金が高くなるので利用するのは現実的ではない。

 解約することが決まっている人を除けば、ほとんどの人は2年縛りの「カケホーダイ」を選んだほうが安くなる。