NTTドコモは2014年4月10日に緊急会見を開き、国内のほとんどの通話が定額となる料金プラン「カケホーダイ」と、家族で通信量を分け合える「パケあえる」などを新たに導入すると発表した。従来の料金プランを大きく変え、勝負に出たNTTドコモだが、その狙いはどこにあるのだろうか。発表内容から確認してみよう。

相手を問わず国内通話が定額になる「カケホーダイ」

 携帯電話キャリアの料金が高止まりしていることに対する議論が過熱している昨今だが、そうした中、NTTドコモは4月10日に突如新しい料金プランの発表をした。

 同社が6月1日より提供開始すると発表した新料金プランは、「カケホーダイ&パケあえる」というものだ。これはその名の通り、国内の通話が定額でかけ放題になる「カケホーダイ」と、パケット定額サービスの通信量を、家族などでシェアし合える「パケあえる」から成り立っている。従来の料金プランとは大きく異なる考えの下で設計されたプランだ。

 まずは、「カケホーダイ」の内容から確認しよう。これは、スマートフォンでは月額2700円、フィーチャーフォンでは月額2200円で利用できる基本料金プラン。現在のXiスマートフォン向け料金プラン「タイプXiにねん」(月額743円)と比べると、スマートフォン向けでは3倍以上の額となるが、大きな特徴はやはり“電話がかけ放題”という点だ。

 Xiスマートフォンでは従来、「Xiトーク24」(月額667円)を契約することで、NTTドコモ同士の国内通話が定額でできる仕組みが用意されている。だが「カケホーダイ」では、NTTドコモ以外の固定・携帯電話に向けた国内通話が、ごく一部を除いて全て定額でかけ放題となる上、FOMA・Xiを問わず利用することが可能だ。

 一定時間定額で通話できるサービスは、ウィルコムやイー・モバイルがすでに実現している。だが相手や時間を問わず国内通話がし放題になるサービスというのは国内初であり、料金が高くなるとはいえ、インパクトのある施策といえる。

「カケホーダイ」では既存の3G回線を利用しながら、国内向けの通話が時間を問わず定額でできるようになる
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カケホーダイの提供を受けてか、VoLTEによる通話サービスを夏に提供する予定であることも発表された
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