女子用スクール水着のトレンドは「スカート付き」。学校用水泳用品メーカーの大手、フットマークはこの3月、小中学生を主な販売対象に、「洋服みたいな水着」とうたう新商品をネット限定で発売した。特徴は、キャミソール風の細い肩ヒモ、体のラインをすっぽりカバーするAラインのスカート。しかも太ももを隠す、股下のあるパンツがスカートにくっついている。これ、女子がよく着る洋服の「チュニック+スパッツ」のイメージだという。

女子スクール水着のトレンドは「スカート付き」

 女子用スクール水着といえば、昨年フットマークを取材した記事を思い出す読者もいるだろう。第1回で「学校の指定水着における変化と、その最前線スタイル」、第2回で「“水着自由化”の傾向に対応して登場した斬新なダブルフレアスカートワンピース」を取り上げた。

 同社では、女子中学生から「プール授業で着たい水着」に関する意見を集め、企画に生かしている。回答は明瞭だ。「今の水着はダサい」「スタイルをよく見せたい」「体のラインがくっきり分かるのはイヤ」「太ももにパンツのゴムがくいこむのもイヤ。ハムみたいになる(笑)」といった意見が次々に出るという。「プールの授業でも水着をかわいく着たい、という気持ちが強い。自分の見え方への意識の高さに世代間ギャップを感じます」と、広報担当の吉河祐子さん(30代)も驚きを隠せない。

 “水着(特にヒモ)がお肉にくいこむロースハム化”は、脂がのったオトナ女性ならもちろん懸念される問題である(関連記事:「なぜ落ちない?“肩ヒモなしで着る”水着『バンドゥブラ』が今年流」「水着は最小面積の服~2012年新登場『フリルTバック』と『透けるモノキニ』」)。育ち盛りの女子中学生も“ハム化”の現象は昔からフツーにあった。ただ、「ハム化を気にするマインド」が今の子のほうが鋭敏なため、「未然にハム化を防げないのか」とメーカーに意見するようになった、ということだ。

 水泳販売部 スクール販売 部門リーダーの白川純也さんは、女子用スクール水着の顕著な傾向として「スカート付き」を挙げる。メリットは「見た目がかわいくて、お尻が隠せる」こと。腰まわりを覆う布1枚の表(見た目)とウラ(女の子の気持ち)で、文字通り一挙両得なのだ。マラソンやバドミントンなどのスポーツも、スカート付きのウェアをよく目にするようになった。「大人のファッションに影響されて、学校用水着もスカート付きの販売数が目立って伸びている」という。