以前に当連載でソニー「ウォークマン NW-ZX1」(2013年12月発売、実勢価格7万4800円)を紹介したが、10万円近い高級携帯音楽プレーヤーがオーディオファンに人気となっている。

 そのベースになっているのが、数年来の高級ヘッドホンブームだ。最近では13年8月にSHUREが4基のBA(バランスド・アーマチュア)ドライバーを搭載するカナル型ヘッドホン「SE846」(同9万9800円)を発売し、12月にはULTRASONEが555台限定の超高級密閉型ヘッドホン「Edition 5」(同52万5000円)を発売。AKGも開放型ヘッドホン「K812」(同15万円)を発売するなど、ハイエンドモデルの高級化が進んでいる。

 そんななかで、アイリバー・ジャパンが14年2月21日に発売した携帯音楽プレーヤー「Astell&Kern AK240」(同28万5000円)が話題となっている。

アイリバー・ジャパンが2014年2月21日に発売した携帯音楽プレーヤー「Astell&Kern AK240」(実勢価格28万5000円)
[画像のクリックで拡大表示]

 以前にも当連載で実勢価格10万円を超える高級携帯音楽プレーヤー「AK120」を紹介したが、その2倍以上にもなる超高額モデルだ。

 AK240は最大192kHz/32bitのリニアPCM(WAV、FLACなど)に加えて、SACDにも採用されているDSD64(2.8MHz/1bit)を超える超高音質フォーマット「DSD128」(5.6MHz/1bit)のネイティブ再生に対応する携帯音楽プレーヤーだ。

 情報の多いハイレゾ音源の再生時でも快適な操作性を確保するためデュアルコアCPUを搭載しており、高負荷のかかるDSD再生向けにDSD再生専用CPUも別途備えている。

 DAC(デジタル・アナログ・コンバーター)にはシーラス・ロジックの「CS4398」をL/R独立して1基ずつ、かつGND(グラウンド)もL/R独立させたデュアルDAC構成を採用。通常の3.5mmアンバランス出力端子(一般的なステレオミニ端子)に加え、デュアルDACの恩恵を最大化できる2.5mm4極バランス出力端子も搭載している。

 パソコンとUSBケーブルで接続すれば、最大192kHz/24bit、DSD128対応のUSB DACとしても使用できる。

 内蔵メモリーは256GBで、最大128GBまで公式サポートしたexFAT対応microSDXCカードスロットを1基備えている。