2013年から2014年にかけて東京・京都・大阪の三都でホテルのオープンが相次ぎ、“第三次ホテル戦争”の様相を示している(第一次、第二次ホテル戦争についてはこちら)。

 そんななか、活発な動きを見せているのが、米マリオット・インターナショナルの「マリオット」ブランドだ。2013年12月3日にはホテルラフォーレ東京を改装し、「東京マリオットホテル」にリブランドしてオープン。その2カ月後の2014年2月7日に「ザ・リッツ・カールトン京都」をオープンした。さらに3月7日には「大阪マリオット都ホテル」、4月2日には「コートヤード・バイ・マリオット 東京ステーション」と、ハイペースで新ホテルを開業する。

 なかでも大阪マリオット都ホテルはひときわ注目度が高い。というのも、日本最高層のビルとなる「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)の上層階にあるからだ(ただし最上階が展望台のため、ホテル施設そのものの高さとしては横浜ランドマークタワー内にある「横浜ロイヤルパークホテル」が上)。

 それを最大限に生かすため、ロビーはもちろん、全ての客室に床から天井までのワイドビューガラス窓を設置。“ファイブスタービュー(五ツ星の眺望)”が楽しめる設計にしているという。

 もうひとつの注目点は、ホテル名が表すようにマリオット・インターナショナルと、近鉄ホテルシステムズが運営する「都ホテルズ&リゾーツ」のダブルブランドだということ。都ホテルは1890年に創業した京都の老舗ホテルをルーツに持ち、近畿圏を中心に全国で地域に根ざした歴史あるホテルを展開している。

 はたして「日本最高層ビルから見るファイブスタービュー」とはどのようなものか。また世界的ホテルブランドと地域に根差した関西色の強い老舗ホテルブランドは、どのように融合しているのか。早速宿泊してチェックした。

高さ300メートルで日本一高い超高層ビルとなる「あべのハルカス」。建物は全面がガラスで覆われたカーテンウォールで、3段階にセットバックする立体構造になっている
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地下2階と1階が「近鉄大阪阿部野橋駅」、地下2階~14階が「あべのハルカス近鉄本店」、16階が「あべのハルカス美術館」、17~18階、21~36階がオフィスフロア、そして19~20階、38~55階、57階が「大阪マリオット都ホテル」、58~60階が展望台「ハルカス300」となっている
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ホテル最上階(57階)にあるレストラン「ZK」(ジーケー)はキッチンを取り囲む回廊式の設計でほとんどの席が窓際。地上高さ約271メートルからの風景を楽しめる
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58~60階の展望フロア「ハルカス300」は大阪市内最高地点(約288メートル)。フロアの360度全てにガラスを回し、60階は1周175メートルの屋内回廊になっている。3月中はほぼ予約が満杯だが、ホテル宿泊者にはオープン前の2時間利用できる特典がある
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