前回は、主要3機種の基本スペックをおさらいし、外観や手にしたときのサイズ感、ディスプレイ性能などをチェックした。後編では、バッテリー、動作スピード、コンテンツサービスを比較してみよう。

左からKindle Fire HDX 、Nexus7(2013)、iPad mini Retinaディスプレイモデル
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電池持ちの良さではiPad mini Retinaが断トツ

 タブレットは外出先でも利用しやすいデバイスだ。特に7インチモデルはサイズが小さく携帯しやすい。通勤電車の中やランチタイムなどの、ちょっとした空き時間に外に持ち出して活用したいと思う人も多いだろう。

 そこで重要になるのが、バッテリーの持ちだ。動画や音楽、電子書籍などのコンテンツを、電池残量を気にせず楽しめるかをチェックしておきたい。今回は、バッテリーテストを実施して、3機種のスタミナを検証した。なお、スタミナの目安となる3機種の「バッテリー容量」と「連続使用時間」は下の表で確認してほしい。

 今回実施したバッテリーテストの内容は以下の通りだ。満充電の状態から、これらの操作を行い、その都度バッテリー残量を比較した。なお、バッテリーの消費量はさまざまな使用条件によって異なる。常に同じ結果になるとは限らないので、今回のテストはあくまでも目安と理解してほしい。

●テスト内容
(1)約1時間55分の映画を視聴
(2)YouTube動画を1時間視聴
(3)電子書籍を1時間読む
(4)ゲームアプリ「Temple Run 2」を1時間プレイ

 なお、(3)の電子書籍では、iPad mini Retinaが「iBookstore」、Nexus 7は「Google Playブックス」、Kindleは「Kindleストア」で購入した電子書籍を使用した。また、画面の明るさと音量はすべてのテストで調整レバーを中間程度に設定している。さらに書き添えると、今回のテストで使用したiPad mini Retinaは「Wi-Fi+Cellularモデル」なので、他の2機種(Wi-Fiモデル)と条件を揃えるため、「モバイルデータ通信」をオフにし、Wi-Fiのみで通信した。

 結果は、iPad mini Retinaが他2機種を圧倒。最終的な電池残量は59%だった。最下位のNexus 7は30%を下回る結果となったが(27%)、iPad mini Retinaは半分を下回らなかった。全4項目のテストのなかでも、とくにバッテリー持ちの良さを感じられたのが「映画」と「YouTube」だ。

 上の表を見てほしい。「(1)映画」では、Nexus 7が27%、Kindle Fire HDXは20%残量を減らした。映画をまるまる一本視聴したのだから、当たり前といえば当たり前の結果だ。しかし、iPad mini Retinaはわずか10%しか減っていない。電力を効率良く使用していることがうかがえる。また、「(2)YouTube」でも9%しか残量を減らしていない(Nexus 7は14%減、Kindle Fire HDXは16%減)。そのほか、全般的に電力消費が多いゲームアプリにおいても、他の2機種よりも優れた成績を残した。スタミナに関しては、iPad mini Retinaが最も優れていると言えそうだ。