2014年の通常版ビューティフルカーの1発目はトヨタ「ハリアー」。1997年に初代モデルが発売されてから約17年。フルモデルチェンジ3代目が2013年12月2日に発売された。果たして小沢コージの評価は?

【コンセプト】若い人がスパークリングワインでミステリアスな夜を!?!?

トヨタ 新型「ハリアー」
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 不肖オザワ、脱帽も脱帽、完全にシャッポを脱いじゃった感じですよ。というのも新型SUV、「ハリアー」のチーフエンジニア 有元真人氏はこんなことまで照れずに言うのだから。

 「使われているシーンのイメージとしては、若いカップルが夜、スパークリングワインのグラスを傾けながらミステリアスな夜を過ごす……みたいな(笑)」

 半分笑っていたが、半分真顔で、どうやらこの3代目ハリアーはマジメな話、現代に蘇ったデートカーであり、ある意味、ホンダ「プレリュード」やトヨタ「ソアラ」など1980年代的スペシャルティーカーの再来なのだ。

 なによりの裏付けはユーザー年齢で、これまでの受注データを見ると30代が17%で10代を含む20代以下が27%! つまり30代以下のヤング層が4割以上を占め、当然、これはトヨタ車の中で断トツの若さ。しかも最初の1カ月で国内2万台と大ヒット。この手のSUVとしては破格の勢いだ。

 しかもそれは今に始まったことじゃない。ハリアーは今から15年以上前の1997年に生まれたクルマで、初代は印象的なタキシードライオン男のCMと「ワイルド・バット・フォーマル」のキャッチコピーとともに大ヒット! プレミアムSUVの手本となった。

 ある意味、BMW「Xシリーズ」やポルシェ「カイエン」の先駆けであり、セクシーデザインに乗用車顔負けの走りや高品質インテリアを組み合わせ、新しい高級車の波を作ったのだ。

右がトヨタ「ハリアー」のチーフエンジニア 有元真人氏
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