ロンドン市内はサイクリストで渋滞
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 オランダやデンマークといえば、通りを自転車で行きかう人々の姿が街の風物詩になっており、自転車が生活のなかの重要な交通手段になっている国だ。最近、英国ロンドンでも自転車が人気を集めており、サイクリストの数が急増している。今回はロンドンの自転車事情についてリポートしよう。

 以前、「ロンドンに到来したサイクリング革命とは?」でも紹介したが、ロンドンでは2010年に『バークレイズ・サイクル・ハイヤーBarclays Cycle Hire』という貸し自転車スキームが導入された。これは、ロンドン中心部随所にあるドッキング・ステーションから誰でも自由に自転車を借りることができるというもの。返却は最寄りのドッキング・ステーションに戻すだけでOKという乗り捨て方式だ。ボリス・ジョンソン・ロンドン市長が積極的に導入に関わったことから、ロンドン市民からは“ボリス・バイク”とも呼ばれている。

2010年に導入された「バークレイズ・サイクル・ハイヤーBarclays Cycle Hire」
(c)Transport for London Press Images
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 バイクの貸し料金は、24時間2ポンド(約300円)、または7日間10ポンド(約1500円)で、乗車時間が30分以内なら追加料金ナシで何度でもアクセス可能、乗車時間が30分以上になると、使用時間によって加算される仕組みになっている。

 支払いはドッキング・ステーション・ターミナルに設置されているタッチスクリーンでクレジットカード/デビッドカードを使って行う。頻繁に利用する人はオンラインでメンバー登録すると、年間90ポンド(約1万3500円)で割安に利用することができる。

 現在、ドッキング・ステーションはロンドン中心部に570カ所以上、自転車数は8000台以上があり、今後、ドッキング・ステーションは、さらに拡張される予定だ。ボリス・バイクの人気もあって、ロンドンで自転車に乗っている人の数は以前より格段に増えたことが実感できる。