“既読”が出るタイミングで一喜一憂するユーザーたち

 自分の送ったメッセージを相手が読んでくれたかどうかが分かる“既読”。スタンプやメッセージにはそれぞれ送信日時が表示されています。そして、それが読まれたらすぐに“既読”の表示が現われるので、相手に伝わったことがひと目で確認できてとても便利です。グループで利用している場合には、既読した人数分の数字も表示されます。グループの5人に送ったのに、まだ一人が読んでいないといったことが分かるワケです。

LINEでは相手にメッセージが読まれると送信日時の上に“既読”という表記が追記される
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 しかし、この“既読”という機能があることが、特に若いユーザーのあいだで人間関係に大きく影響するケースが出ています。つまり、以下のようなことになって、悩んでいるのです。

・メッセージに“既読”がついたのに、返事がこない
・いつまでたってもメッセージに“既読”がつかない

 こうした事態に一喜一憂しているユーザーはとても多いのです。そして、返事が期待できるようなメッセージやスタンプに“既読”がついたにもかかわらず、自分あての返信がないことを“既読スルー”といいます。この言葉は、若い人の間で実際に日常的に使われています。明らかに返事を求めているメッセージに"既読"がついているのに返信がないときは、さらに語気を強めた“既読無視”なんて言い方もします。では、どんなことを心配しているのかというと、

「自分がないがしろにされているのではないか?」
「相手に距離をおかれているのではないか?」
「送ったメッセージに問題があったのだろうか?」
「失礼なことをしてしまったのでは?」
「相手は調子に乗っているのではないか?」
「相手に何かあったのではないか?」

といったことになります。

 この調子でひとり“既読”に対して悩むのは、できればその相手とは今後もいい関係でいたい。もしくは、さらに関係を深めたいと考える前向きなイジラシさだったりします。だからこそ、執拗に相手に迫るなどもってのほかなのです。

 さらに言えば、メッセージやスタンプを追加送信して“既読”にならなかったとき。電話をかけても出なかったとき。そのときの恐怖を考えると、いてもたってもいられない。でも、メッセージは一向に“既読”にならない……。そんなジレンマに陥り、LINEに向かって悶絶する友人の姿を実際に何回も見ています。自分はいま既読スルーされているのに、相手はTwitterでは元気に活動中なのが分かって困っているというケースもありました。

 “既読”機能は便利な半面、罪作りなのですね。