プログラムは必需品、いつどこで何を撮るかを考える

 会場に到着したら、まずは当日のプログラムを入手すること。飛行展示が行われる時刻と参加する機種や機数、そして何が行われるかを列記してあるので、レンズやカメラの準備に大変役立つからだ。

 まずレンズの選択は大きな意味を持つ。通常、撮影位置から滑走路までは数百mあるので、小型機なら200mmから400mm程度の焦点距離を持つレンズが役に立つ。単焦点のレンズでも良いが、ズームレンズであれば小型機から大型機まで応用が利く。滑走路上を飛行する機体を追ってかなり速くレンズを左右に振ることが多いので、場所を確保する時には左右に少し余裕を持たせたい。隣の人にレンズが当たったりして、思わぬトラブルを招くこともある。

 被写体によってシャッター速度を変えると良いのが、プロペラ機やヘリコプターである。回転するプロペラやヘリのローターを速すぎるシャッター速度で撮影すると、プロペラが静止した画像になってしまい、躍動感のない画像になる。これを遅いシャッター速度で撮影すればプロペラやローターがブレて動きのある画像になる。通常シャッター速度が1/200以下ならプロペラは止まらないが、逆にシャッター速度を遅くしすぎると長い望遠レンズでは画像が手振れしてしまう。これを防止するには手ブレ防止機能を活用する。

負傷した人を吊り上げる救難活動のデモンストレーションを行う救難隊のUH-60救難ヘリを撮影。100-400mmの望遠ズームレンズを使用したので、普通ならシャッター速度は1/400秒程度にするが、それではヘリコプターのメインローターやテイルローターが止まって写ってしまう。レンズの手ブレ防止装置を使用することを前提に1/160秒という遅いシャッター速度を使用したので、ローターが止まらずに回転して写った
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