「Hello Kitty SWEETS」は外観からキティワールド全開。ハイブランドのショップが並ぶ通りでもひときわ目を引く
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「Barbie CAFE」。一見、おしゃれなバーのようにも見えるが、現在アルコール類は提供していない。あくまでもバービーの属する上流社会の気品を大切にしているという
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 “台湾人は、大人になっても可愛らしいキャラクターが大好き”。独断に基づいた仮説ではあるものの、台湾通の人なら何となくピンと来るのではないだろうか? 

 コンビニや航空会社、クレジットカードなどの販促キャンペーンにもキャラクターが起用され、絶大な人気を集めている。しかも日本発のキャラクターも多い。街で見かけるキレイなOLの高級ブランドバッグにも、ぶら下がっているのは可愛らしいキャラクターのキーホルダーだったりする。花屋の花束にはお決まりのように小さなクマのぬいぐるみが花に混じって飾られているし、雑貨屋では男女問わず巨大なテディベアを買っている大人の姿をよく目にする。

 そんな台湾人のキャラ好きがよく現れているのが、最近じわじわ増加中のキャラクターをテーマにしたカフェやレストランだ。さっそく、人気店にお邪魔した。

 まず訪れたのは、台北のおしゃれスポット・東区に2008年にオープンしたハローキティをテーマにしたカフェ「Hello Kitty SWEETS」。なんと、本家サンリオ認定の超人気カフェだ。5年目を迎えたこの2013年7月にリニューアルオープンしたばかり。取材に応じてくれた広報の廖(リャオ)さんによると、今回は、より親子連れに使いやすいように内装やメニューをがらりと変更したのだという。

 店内は2階建てになっており、合計で約100席ほどある。平日でも開店と同時に予約済みの客がひっきりなしに訪れる。親子向けにリニューアルしてからは、狙い通り富裕層の親子が増えたというが、それでもカップルや女性同士の客も多い。同カフェの売りは、店舗の雰囲気だけでなく、メニューの細部にまで施された世界観だろう。ドリンクやケーキからハンバーガー、グラタンまで、すべてキティワールド全開。コアなキティファンでなくても思わず感激してしまいそうだ。

スイーツもレストランメニューもすべてオリジナルの手作り。スイーツは、台北駅の商業施設で販売もしている
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左から、スイーツ人気No.1の「Kittyオレオチーズパイ」、「プリンバブルミルク」180元、ドリンクNo.1人気の「チョコレートクッキースムージー」230元
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 「Hello Kitty SWEETS」の母体はもともとは設計会社。建物のデザインや設計はもちろん、店内のメニューや印刷物まで、すべて自社でデザインしているという。一貫した世界観が演出できる理由はそこにあるようだ。店内の椅子やテーブルなどの家具を買いたいという客も多いそうだが、すべて海外で特注で作らせており、かなり高価なものなのだそう。

 台湾では、現在大手スターバックスでトールサイズのカフェラテが120元(日本円約397円)。対して「Hello Kitty SWEETS」のデコレーションたっぷりで一番人気のチョコレートクッキースムージーは230元(日本円約761円)だが、キティの世界観を見事に表現している空間で楽しむメニューの価格帯としては、それほど高くないように感じる。

台湾はもとより、香港、シンガポール、そして日本からの観光客も多いのだそう。さらに、店を貸し切って、ここでプロポーズする台湾人も増加しているなど注目度が高い
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Hello Kitty SWEETS
http://www.hellokittysweets.com
台北市大安区大安路一段90号
Tel:02-2711-1132
営業時間:11:30~22:00