私はデジタル機器やソフトウェアのレビューをしていますが、スマートフォンやパソコン、周辺機器に比べると、デジタルカメラの知識は決して深くありません。しかし、撮影のプロではないのに、自分で撮った写真が仕事で使われるケースはとても多いのです。

 具体的にいうと、私は競走馬を取材しています。早朝、今の時期なら午前6時から10時くらいのあいだに歩いている馬たちを撮影したり、馬房の中でくつろいでいる様子を撮ったりすることが多いのです。どちらの状況も光量は決して多くはなく、しかも馬はカメラを向けても大人しくしてくれないケースがほとんど。それだけに、コンパクトデジカメやスマートフォンでの撮影は難しく、デジタル一眼が必要になります。

 とはいえ、あまり凝った機械ではとても使いこなせません。しかも、手が小さいし、重いカメラを使いこなす自信はまるでありません…。

 「軽くて使いやすいけど一人前な写真が撮れる、わかりやすい、しかも安いエントリー機が欲しい!!」

 そんなわがままなわたしの願いを叶えてくれるカメラは?と、各社のスペックと価格を見比べ「キヤノンのEOS Kiss」にターゲットを絞りました。ところが、売り場にはEOS Kissだけで異なるタイプのKissがいくつも並んでいるじゃありませんか!?

 X7i、X7、X5の3種類。新しいモデルのほうが値段は高め、というのはわかりましたが、値段なりにどう違うのかがさっぱりわかりません。そこで、今回は各機種をお借りして“初心者の女性ユーザーが喜びそうな機種選び”という目線でレビューすることにしました。

一つ世代が前のEOS Kiss X5i
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従来型とは別路線。小さくカメラだけで加工が完結するEOS Kiss X7
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従来型のEOS Kissシリーズの最新モデル EOS Kiss X7i
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