2013年9月14日、JR東日本ステーションリテイリングが東京・秋葉原にほど近い万世橋のそばに旧万世橋駅の遺構を生かした商業施設「マーチエキュート神田万世橋」をオープンする。

 1912年に開業した旧万世橋駅は中央線のターミナルとして栄えたものの、1943年に乗降客の減少によって休止に。その後は交通博物館として親しまれてきたが、老朽化などの理由で2006年に閉館していた。

 今回の施設は旧万世橋駅や交通博物館の遺構を生かした点が特徴。外観は赤レンガ造りの万世橋高架橋をそのまま生かし、高架下に路面店が並んでいる。

 高架橋にある旧万世橋駅の2つの階段も公開され、階段を上がったところにある旧万世橋駅のホーム部分にはカフェと展望デッキを新設。両脇を中央線の列車が行き交うガラス張りの空間となっている。「世界でも珍しい、ほかでは体験できない不思議な空間」(JR東日本ステーションリテイリングの三井 剛社長)という。

「マーチエキュート神田万世橋」は旧万世橋駅を再生した商業施設。JRだと秋葉原駅から徒歩4分、神田駅や御茶ノ水駅からは徒歩6分
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外観はレンガ造りの高架橋を生かし、高架下に路面店が並んでいる印象
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1912年の旧万世橋駅開業時に作られた「1912階段」。1943年に駅が休止してからは公にされておらず、70年ぶりの公開となる
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1935年に設置された「1935階段」。2006年の交通博物館閉館前は期間限定で公開されていたが、こちらも一般公開されるのは70年ぶり
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旧万世橋駅のホーム部分に新設された「2013プラットフォーム」
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「2013プラットフォーム」は展望デッキと展望カフェ「N3331」で構成。N3331は神田でアートプロジェクトや国内外のアーティストとのコラボレーションなどを行ってきたコマンドNによるもの
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初代万世橋駅舎の基礎の一部を保存し、「遺構サークル」として公開
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