2013年夏に発売されたタブレットのなかでも、傑出したスペックを誇るのがシャープ製の「AQUOS PAD SH-08E」だ。同モデルはOSにAndroid 4.2を採用し、高画質で省エネ性に優れた「IGZO液晶」を採用しているほか、スマホでも対応モデルが増えてきた「フルセグ」が利用できる。

 さらに、タブレットでは珍しい防水・防塵もサポートするなど、多彩な機能・仕様を盛り込んだ一台になっている。今回はそんなハイエンドモデルをチェックする。

NTTドコモが2013年8月に発売した「AQUOS PAD SH-08E」。カラーはホワイトの1色。本体価格は8万2320円。新規で「月々サポート」を適用し、2年間使用した場合の実質価格は2万4360円
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薄くて持ちやすい防水・防塵対応ボディー

 まずハードウエアの仕様から見ていこう。先述の通り、SH-08Eはタブレットにしては珍しく、IPX5/7の防水とIP5Xの防塵に対応する。風呂場で動画を見たり、キッチンでレシピサイトを閲覧しながら料理をしたりといった使い方ができる。防水加工を施すとボディーが厚くなってしまいそうなものだが、薄さは10mmを切る約9.9mmと、スリムな仕上がりになっている。

 幅が107mmと、片手で持ちやすいのもポイント。アップルの「iPad mini」は幅が134.7mmとやや広く、手が小さな人が片手で持つにはやや難がある。しかし107mmなら片手でも余裕で持てる。電車でつり革につかまりながら、もう片方の手で持ってウェブ閲覧、といった使い方が無理なくできるだろう。背面のラウンド形状も持ちやすさを高めている。

 ディスプレイには7インチ(1200×1920ピクセル)のIGZO液晶を採用する。IGZOとは、シャープが世界で初めて量産化に成功した酸化物半導体のこと。インジウム(In)、ガリウム(Ga)、亜鉛(Zn)、酸素(O)によって構成され、それらの頭文字をとって「IGZO」と呼ばれる。鮮明な表示を実現しながら、省電力性にも優れており、長時間利用できるのが魅力だ。1インチあたりのピクセル数は323ppiで、動画や写真、電子書籍などの表示は極めて鮮明だ。

 なお、米国ですでに販売が開始され、国内発売が待たれるグーグルのタブレット端末、新しい「Nexus 7」の7インチディスプレイも同じスペックだ(1200×1920ピクセル、323ppi)。SH-08Eのディスプレイは、秋冬に主流になりそうなスペックを先取りした仕様だといえるだろう。

縦長の7インチディスプレイを搭載。幅が107mmに抑えられているので片手でも持ちやすい
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背面には有効約810万画素カメラを備えるほか、下部にFeliCaマークが刻印されている(トルカのみ利用可能)
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上部には右側にフルセグアンテナとイヤホンジャックを搭載。イヤホンジャックはカバーがない“キャップレス”仕様。左側には専用のタッチペンの収納口がある
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下部にはMicroUSB端子とSIMカードスロット、MicroSDカードスロット(最大64GBまで対応)を配置
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右側面の中央部に電源ボタンと音量ボタンを配置。人差し指や中指で押しやすい位置だ。左側面にボタン類はない
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