「COROBA9」1260円。 カラーはブラックとホワイトの2色展開。内容量は60ml、サイズはW70×D70×H95mm。実用新案特許を取得しており、幅広い場所で愛用されそうだ(画像クリックで拡大)

 食卓で調味料をこぼし、テーブルクロスや洋服に大きなシミができてうんざりした経験は誰にもあるはず。そんな悲しい経験を防ぐ液体用容器、その名も「COROBA9」(コロバナイン)が話題だ。販売元の丸大コーポレーション(東京都港区)商品企画部の中野雅至氏によると、2013年6月15日の発売後メディアで紹介され、販売店舗からの取り扱い希望や飲食店からの問い合わせが相次いでいるという。

 コロバナインの特徴は、起き上がりこぼしのような構造で倒れないこと。注ぐときは容器を傾けて最上部を押す。すると内部のパッキンが動き、360度どこからでも注げる仕組みだ。何かに引っかかってグラグラしても、液体がこぼれる心配はない。

 開発したのはアイデア商品や福祉用品の開発を手がけるアミリス(大阪府東大阪市)の中根由美子氏。原案は約2年前で、スカイツリー開業に向けて、360度を見渡せる展望台をモチーフにした商品を企画していた。そんなときに東日本大震災が発生し、日本を元気づけるアイテムにしたいと方向性を転換。当初のコンセプトを活かし、360度どこからでも注げ、“倒れても起き上がる”卵型の形状として商品化した。

 しょうゆをはじめ、ウスターソース、お酢や日本酒といった調味料だけなく、化粧水なども入れることができる。ただし、とんかつソースやとろみのある化粧水や乳液、油などドロっとしたものには適していないそうだ。丸大コーポレーションの中野氏は「1度に4個ほどまとめ買いする人が多く、さまざまな用途に使っていただいているとも聞きます。またプレゼントとしての需要も高いようです。企業からはノベルティーとして活用したいというご要望もあります」と話す。

 「こぼれない」というメリットには、小さな子どもがいる家庭はもちろん、病院やリハビリ施設、高齢者のケアホームなどでも役立ててほしいという想いも込めているという。飲食店のカウンターやテーブルに並んでいたら、それだけで話題になるに違いない。

(文/池田明子=JVTA)