本コラムで何度となく取り上げてきた「家計簿」(こづかい帳)作り。ムダな出費を確認するには、普段自分がどんなことやモノにいくら使っているのかを記録することが大切だとは分かっている。しかし、毎日購入した商品をレシートで確認しながら記録するのは面倒だ。筆者も過去に何度も挑んだが、未処理のレシートの山が徐々に高くなり、挫折してきた。

 幾多の試行錯誤を経てたどり着いたのが“ズボラこづかい管理術”。Evernoteにレシートなどを片っ端から投稿(記録)する方法だ(「1日の支出を1ノートに保存! Evernoteで始めるこづかい管理術」)。Evernoteへの投稿を1日単位で1つのノートにまとめてくれるスマホアプリ「PostEver」(iOS版は600円)と出会って、筆者の支出管理方法は大きく変わった。基本的にレシートを撮影するだけ……なので作業の負荷は少ない。昨年の元旦に一念発起して始めたが、挫折することなく1年間継続できた。今年の確定申告は、この記録を基に必要経費を集計できて、とても重宝している(実際には、Evernoteの記録を基に会計ソフトへ入力しながら費用を仕分けした)。

 作業の手間が少ないわりに、筆者には効果があったEvernoteの家計簿利用。概ね満足しているが、不満が全くないと言えばウソになる。Evernoteにレシートを投稿しても、画像ファイルとして保存されていくだけだからだ。食費にいくら使っているのか、遊興費はどうか……など、各費用の集計は自分でするしかない。筆者のように確定申告時に集計する必要があるのならまだしも、一般の人がこづかいを管理するのなら、費用を分類して集計したり、グラフ化してくれるサービスを望まれるだろう。

 実はレシートを撮影すれば印刷されている内容をOCR機能が自動的に読み取り、家計簿を作ってくれるアプリがいくつか登場している。今回、そんな家計簿アプリの中でも人気がある「Zaim」を取り上げたい。もともと手動入力による家計簿アプリだったが、2013年4月13日にレシートの自動読み取り機能を実装(iOS版)。さらに5月23日には、スマホ内でしか見られなかった家計簿データがWeb上でも閲覧できるようになり、パソコンからでも家計簿に入力できるようになった。機能を強化してきたZaim。著者のズボラ家計簿作りをもう一段上のズボラにしてくれるのか? 実際に使って、気になる点をチェックした。

レシートを片っ端から撮影するだけ……というズボラ家計簿。今回は、レシートを記録するだけでなく、アプリ内蔵のOCR機能で日付や店舗、購入商品、金額を読み取り、自動集計する「Zaim」を試す
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