この連載が始まって早いもので約5年の歳月が過ぎました。連載ではいくつものクラウドストレージを取り上げてきました。しかし、時間の経過とともに、クラウドストレージの量、質、仕様、使い勝手はかなり変化を遂げてきました。

 今回は、無料で使える代表的なクラウドストレージの内容を再確認しつつ、どんなふうに使い分けるのが効率的かを、実際に私が使っているものを中心に説明したいと思います。

Dropboxは“今使いたいファイル”だけを置いて使う

 まず最初はクラウドストレージの代表格「Dropbox」をとりあげましょう。2013年5月現在、最初に無料で使えるストレージの容量は2GB。ユーザー紹介やFacebookとの連携などで利用可能な容量は20GB程度まで増やせます(最大容量はキャンペーンなどで変わる)。スマートフォンやタブレットのアプリはDropboxに連携できるものが多いのが特徴です。

 削除済みのファイルやフォルダ、ファイルの履歴は容量にはカウントされませんが、物理的にウェブストレージ上には残るので積極的にファイルを削除したほうが効率的に使えると思います。ファイルの復元はウェブからカンタンに行えます。ファイルの内容を積極的に入れ替えつつ、“いま”使いたいファイルだけを残しながら毎日アクティブに使っていくのがDropboxの賢い使い方といえそうです。

Dropbox:連携アプリが多いのでタブレットやスマートフォンの文書置き場に最適
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Dropbox:削除したファイルやフォルダの表示/非表示はウェブのゴミ箱のアイコンをクリックして指示
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Dropbox:削除したファイルやフォルダは「完全に削除」しなければストレージに残っている
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Google Drive、Gmail、Google+は容量を統合へ

 ここ最近で大きな動きを見せるであろうクラウドストレージは「Google Drive」でしょう。グーグルは5月14日、公式ブログでGoogle Drive、Gmail、Google+のあいだでストレージが統合・共有されることを発表しています。「数週間のあいだでロールアウトしていく」とのことですから、6月中旬から下旬には全てのユーザーがこの機能を使えるようになっていることでしょう。

 従来は自由にならなかったのですが、今後は自分の保有するストレージの配分を自分で決められるようになるとのこと。無料でまず15GBのストレージが与えられるので、この範囲でGmailに重きを置くもよし、Google+に高解像度の写真をたくさん置くもよし。ほんと、自在性が高まるようですね。

 Gmailのストレージ容量は25GBでしたが、この制限も撤廃されるため、有料ストレージの購入者は論理的には最大16TBまでGmailを使うことも可能になります。月額799.99ドルかかりますけれど……。

 Googleドライブはファイルあたりのアップロード制限が最大10GBととても大きいので、大きなファイルの置き場としても使えますよね。普段はそれほど必要としないけれど、たまに参照することがあるデータの置き場として、とても使い勝手のいいドライブだと思います。

Google Drive、Gmail、Google+は容量統合へ(Google Drive公式ブログ)
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新しいGoogle Driveの容量確認画面(Google Drive公式ブログ)
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リニューアル前のGoogle Driveの容量確認画面
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