スマートフォンを愛用するようになって、大きく変わったことがある。それは、日々の生活を記録として残したい……という欲求だ。「ライフログ」と呼ばれる行為だが、従来の携帯電話を使っていたときは、そんな気持ちは全く抱かなかった。だがスマートフォンを使うようになって、意識が180度変わったのだ。

 おそらく、スマートフォンだとアプリ次第で様々な記録が取れることや、記録の保存先に「Evernote」などのクラウドサービスを使えることが関係しているのだろう。義務ではなく、楽しみの一つとしていろいろなログを取っている。このコラムでも、何度となくライフログ関連のアプリや機器を紹介してきたが、今回は“ライフログ新時代”を切り開くかもしれない機器をテストすることになった。

 その機器とは、2013年4月20日に発売されたJawboneの「UP」(実売価格:1万3800円)だ。歩数を基に活動時間や歩行距離、消費カロリーを計算するほか、モードを切り替えると睡眠時間や睡眠状況(目覚めている、浅い睡眠、深い睡眠)を記録する。機能面は、先日紹介した「Fitbit One」(実売価格:9980円)とほぼ同じだが、形状が大きく違う。

 歩数計を小型化したような形のFitbit Oneに対し、UPはリストバンド型。Fitbit Oneは、付属のアダプターに本体を装着して使うが、UPはそのまま腕に巻けばいい。この差が、活動計としての使い勝手を大きく変えた。使い始めてからFitbit Oneは約2カ月、UPは1カ月経過したが、この間に、Fitbit Oneは着け忘れて出かけたことが何度もある。またあるときは、本体がアダプタから抜け落ち、行方不明になってしまった。すぐに気づいたことが幸いし、Bluetooth接続してアラームを設定。本体を振動させて探し出せたのだが、とても焦ってしまった。Fitbit Oneの紛失は筆者だけはなく、知り合いの編集者も経験している。

リストバンドタイプの活動計、JawboneのUP。わずか22g(Mサイズ)と軽量なので、腕に装着しても違和感は少ない
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アダプターに装着して身に付けるFitbit One(写真右、国内ではソフトバンクモバイルが販売)と並べると、UPは全く違う形
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 便利だけれど着け忘れたり、落としやすい……。腕に装着するUPは、こうした不安がゼロに等しい。生活防水仕様なので手を洗ったり、シャワーを浴びる程度なら装着したままでも大丈夫。さすがにお風呂に入るときは外すようにしているが、1日の中で長時間(といっても30分程度だが)外すのはこの間くらい。データの同期は数分で済むし、バッテリーの充電も8~10日に1回程度。ほぼ24時間着けっぱなしで使える。これがUPの大きな魅力だ。

UPとスマホ間のデータ同期には、機器内蔵のイヤホン端子を使う。先端のキャップを外すと現れるイヤホン端子をiPhoneなどのイヤホンジャックに装着。UPの管理アプリを起動してデータを同期する
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