最大の弱点は「シングル録画」なこと、“こだわり派”は要注意!

 画質もなかなかバランスが取れていて、使い切れないほど機能が豊富なDMR-BXT3000。しかし一つだけ弱点がある。それが全録している以外のチャンネルの番組はシングル予約しかできないという点だ。

DMR-BXT3000のEPG画面
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2番組同時録画しようとするとアラートが表示される
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予約重複確認の画面
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 DMR-BXT3000はBS/110度CS放送も含めて最大6チャンネル(BS/110度CS放送は最大3チャンネル)の「チャンネル録画」(常時記録)が可能だが、2番組同時の予約録画に対応していない。

 例えば以下のようなチャンネル録画設定をしている場合を想定しよう。

・NHK BSプレミアム
・NHK総合
・日本テレビ
・テレビ朝日
・TBS
・フジテレビ

 BS/110度CS放送も含めてチャンネル録画ができるため、この場合は地上デジタル放送だけでも「NHK Eテレ」や「テレビ東京」、「東京MX」などがはじかれてしまう。ある時間にテレビ東京とNHK Eテレで見たい番組が重なった場合や、BS放送を含めて見たい番組が重なった場合などには、どれかをあきらめざるを得なくなる。もちろん、テレビに録画機能が付いている場合は、テレビで録画するという手段もあるだろう。

 しかし録画予約を行う場合、多くの人が「保存すべきか否か」を検討して録画するレコーダーを選択したり(この場合は「テレビ」か「レコーダー」か)、録画する画質を決めるのではないだろうか。2番組同時の予約録画ができるだけで余計なことを考えずに済むのに、シングル録画になってしまうことでこれだけ面倒になってしまうのだ。

 特に、筆者のように有料放送の「WOWOW」と契約している場合などは、シングル録画では物足りない。かといってチャンネル録画のBS/110度CS放送対応分をすべてWOWOWにしてしまうのも気が引けてしまう。チャンネル録画の設定から、いきなり悩みどころになってしまうのだ。

 DMR-BXT3000のチャンネル録画機能はかなり魅力的だが、「ブルーレイへの保存」を含めて録画をすべてこれ1台でまかなおうとすると、ちょっと物足りなさが残ってしまう。しかし、機能豊富な割には決して高価ではない。すでに録画機能付きのテレビもしくはBDレコーダーを持っていて、全録ができるレコーダーが欲しいという人にはぴったりのモデルといえるかもしれない。

著 者

安蔵 靖志(あんぞう やすし)

IT・家電ジャーナリスト、家電製品総合アドバイザー
 デジタルAV機器を中心に、デジタルガジェットから白物家電まで幅広く取材・執筆している。All About「パソコン周辺機器」「オーディオプレーヤー」「スピーカー」などのガイドも務めている。KBCラジオ(九州朝日放送)を中心に全国6放送局でネットしているラジオ番組『ヨドバシカメラプレゼンツ キャイ~ンの家電ソムリエ』にも出演中。

iPhone向けアプリ動画マガジン「細川茂樹のミスター・コンシューマー」にも制作・出演で参加しています。ぜひご覧ください!