近年、盛り上がりの一途をたどる「コスプレ(コスチュームプレイ、映画やアニメ、ゲームなどの登場人物に扮装し、キャラクターになりきること)。現在、日本国内では撮影会やライブ、ファッションショーなど年間1000件を超えるイベントが開催され、映画のキャンペーンや飲食店の集客にも利用されている。
 そんななか、コスプレ関連商品・サービスを扱う企業が急成長し、現在コスプレ関連ビジネスは400億円を超えるともいわれている(矢野経済研究所「『オタク市場』に関する調査結果2011」)。そこでこの連載では日本から世界に広がるコスプレの周辺ビジネスに焦点を当て、コスプレ市場の全貌を明らかにしたい。

コスプレイヤーが集まる「コスプレコミュニティサイト」

「コスプレは日本で生まれた世界に誇れるカルチャー。もっとその魅力や楽しさを知ってほしい」とキュアの西嶋聡一氏

 「コスプレは大きく分けると、アニメやゲームなどのキャラクターになりきる“キャラコスプレ”と、メイドカフェなど飲食店の集客目的などで用いられるメイドやナースなどの“制服コスプレ”の2種類があります。我々が対象にしているのは、商用目的ではなく個人で楽しむ“キャラコスプレ”です」と語るのは、コスプレコミュニティサイト「Cure(キュア)」を運営するキュアの西嶋聡一氏。

 世界最大枚数のコスプレ画像を閲覧できるキュアは2001年8月にオープンし、登録会員数は約95万人(2012年11月時点)。2012年1月にはキュアの姉妹サイトとして、12言語対応のコスプレフォトシェアリングサイト「WorldCosplay」も設立。世界規模でコスプレコミュニティを育成しようとしている。

コスプレコミュニティサイト「Cure(キュア)」
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