「アジアのベストレストラン50」の発表で壇上に登り喜びをたたえ合う受賞者たち
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「アジアベストレストラン50」で史上初、日本が1位2位を独占!

 生き馬の目を抜くような、熾烈なアジアのレストラン戦争に、ひとつの勝負がついた。2013年2月25日(月)に、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズで発表された、「アジアのベストレストラン50」(以下アジアズ50)で、日本の「NARISAWA」が第1位を獲得。同じく第2位に「日本料理 龍吟」が入賞し、日本のレストランがワンツーフィニッシュを果たした。ちなみに、第3位はタイの「Nahm」、4位に香港の「Amber」、5位には地元シンガポールの「Andre」が入賞を果たした。

 中近東を除く、ほぼアジア全域の26の国と地域を巻き込んだレストラン・ランキングは、おそらく空前の試みだ。アジア圏だけでなく世界中の関係者が注目するビッグイベントとなった。この日、会場となったシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズのグランド・ボール・ルームの5階特設会場には、1000人近い関係者や報道機関が詰めかけた。下馬評では、主催地であるシンガポールの「Andre」(第5位)や「Iggy’s」(第9位)などの名前も有力候補として挙がっていたが、結果的には日本勢がワンツーを独占したほか、「カンテサンス」(16位)など、日本のレストランが合計9店舗も50位までにランクインした。

 このニュースは、日本でこそ報道が少ないが、アジア圏の各国のメディアは速報として大きく取り上げて、欧米の多くのメディアも取り扱っていた。それほどアジアの食シーンへの関心は高まっている。その背景を説明する前に、このアジアズ50について説明をしよう。