1週間前の今日、この時刻、どこで何をしていたか。そう尋ねられて、アナタは間髪入れずに答えられるだろうか? 筆者は自信がない。1週間前どころか、2日も経てば、記憶は不確かになる。会社勤めではなく、決まった場所では仕事をしない……という生活をもう8年近く続けているせいもあるだろう。出かける場所が毎日違う。今日はどこへ行こうか。アテもなくぶらっと家を出る。そんな放浪型のワークスタイルが、自分がいつどこにいたかという記憶を、一層不確かなものにしている。

 このため行動記録(ライフログ)をとろうと、色々と試してきた。

 昨年7月にはこのコラムで、「僕の来た道」という行動記録アプリを紹介した(関連記事)。現在地を逐一チェックして行動記録を作り、そのログをボタン操作一つでEvernoteへ保存できるというアプリだ。気に入っているアプリだが、バッテリー消費量が大きいのが欠点。外にいる時間が長くなるにつれ、メーンのiPhoneで使うには厳しくなり、だんだんと使わなくなってしまった。

 そんな折、新しい行動記録アプリと出会う。「Moves」というiPhone用アプリだ。加速度センサーやGPSを使ってユーザーの位置を特定し、1日の行動記録を残せる。秀逸なのは、移動方法を勝手に判別して記録できるところ。歩いて移動したのか、走ったのか、電車や車で移動しているのか、それとも自転車で移動しているのかを、移動速度などから見極めて記録していく。しかも、歩数や歩行時間、歩行距離なども分かる(走ったときも、詳細が表示される)。まるで、高性能な歩数計だ。

 移動した場所を単に記録するのではなく、一定時間、一つの場所や地域に留まっていると“訪れた場所”として登録してくれるのも気に入っているところ。移動と滞在、双方を記録して、1日の行動記録にまとめてくれる。行動記録を残すのにピッタリのアプリなのだ。

アプリを起動するだけで、自動的に行動を記録するiPhoneアプリ「Moves」。GPSと加速度センサーで、移動中なのか、一箇所に留まっているのかを判断する
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こちらがMovesのメーン画面。起動すると、今日の行動記録が表示される。Wakingアイコンをタップすると、今日歩いた距離や総歩行時間に切り替わる
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過去の行動記録は、画面上の矢印ボタンで切り替わる。また日付をタップすれば、過去の記録がズラリと横に並ぶ。この画面なら週単位で集計もできる
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■変更履歴
3パラグラフ目に誤りがありました。
正)秀逸
誤)秀悦
お詫びして訂正します。[2013/3/6 15:30]