ソニーが、Androidタブレット「Xperia Tablet Z」のWiFiモデルを、2013年4月13日から発売する。すでにLTE対応モデルがNTTドコモから発売されており、手軽なWiFiモデルの登場で、ユーザーにとっては選択の幅が広がることになる。

 国内最軽量の約495gの筐体(きょうたい)には、ソニーならではの工夫がいっぱいだ。

細かなこだわりとソニーの技術を結集し最高峰のTabletを目指す気概を感じる

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 スペックの詳細は他稿に譲るが(関連記事)、Xperia Tablet Zのウリは、1920×1200ドット表示に対応した10.1型液晶タッチパネルを採用した点にある。強化ガラスの裏面にタッチパネル機能を直接一体化させるとともに、液晶パネルとガラスの間の空気層を樹脂で埋めることで、薄型化を実現しながらも、光の反射を軽減。薄いディスプレイの構造はタッチ位置と検出のブレをなくす効果があり、結果的にタッチ精度が向上するというメリットも生んでいる。

 これまでのSONY Tablet S、Xperia Tablet Sという2つの世代の製品では、くさび型のデザインを採用しており、これがソニーのタブレットであることを強く印象づけていたが、今回は薄さを実現するために、フラットな板型のデザインとした。同社では、このフラットなデザインを「オムニバランスデザイン」と呼び、シーンや使い方、持ち方を問わず、最適なバランスで使えるようにしているという。

 使用していないときに液晶部と“額縁”の色の差が目立たないように額縁の印刷素材を選ぶというこだわりもソニーならではのものだ。

 このデザインにあわせて、ソニーはひとつの機能を追加した。ここにもソニーらしいちょっとした工夫がある。「ウェイクアップタップ(タップして起動)」と呼ばれるこの機能は、液晶部を「トントン」と2回ノックすると、それだけで起動というものだ。

 上下左右が認識しにくいフラットな板型のデザインなので、サイドにある電源ボタンを探したり、そのために持ちかえるといった作業が発生しがちだ。ノックするだけで起動するという手軽さは、慣れると欠かせない機能になるだろう。

 こうした細かなこだわりが、随所に見られるのが今回のXperia Tablet Zなのだ。

 さらにXperia Tablet Zの進化点で見逃せないのが、最高峰のTabletを目指すという気概が、強く感じられる点だ。

 それは、Xperia Tablet Zの開発者たちからの「いままで市場に投入されたタブレットのなかで、最高峰画質を目指した」、「タブレット最高のカメラ機能を実現した」 、「ソニーならではの音質にこだわった」といったコメントからも感じ取ることができる。それを実現するために、組織を横断して、ソニーの最新技術を、Xperia Tablet Zのあちこちに盛り込むという開発の姿勢は、最近のソニーには見られなかったものだ。

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