米国・ラスベガスで開催中の家電ショー「2013 International CES」では、日本のカメラメーカー各社が例年と変わらぬ存在感を発揮している。テレビやスマートフォンでは日本メーカーの苦戦が続き、大手家電メーカーの一部が展示スペースを縮小するなかで、カメラメーカー各社は話題性のある新製品を相次ぎ発表した。世界市場で圧倒的なシェアを維持する日本のカメラに、“死角”はあるのか。ここでは各社の新製品情報をまとめつつ、特に米国のカメラ市場で急速に力を付けているサムスン電子の動きも追う。

質感が良く、しかも軽い「FUJIFILM X20」

FUJIFILM X20
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光学ファインダーを採用
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 価格を抜きにして考えた場合、各社の新製品のなかでも特に魅力的に感じられたのが、富士フイルムの「FUJIFILM X20」だ(詳細は別記事を参照)。光学ファインダーの内部に液晶パネルを組み込んだファインダーは、光学ファインダーならではの安心感がありつつ、F値などの情報もすぐに確認できて便利に感じる。

 新開発の「X-Trans CMOS IIセンサー」(2/3型、有効1200万画素)の実力は十分には試せなかったが、全体の性能を考えると、バッテリー込みで重さ約353gという本体の軽さは大きな長所。一眼カメラのサブとしても活躍できる印象で、市場でも好意的に受け入れられるだろう。本体の質感の高さは富士フイルムの他のXシリーズと同様だ。

ペンタックスリコーイメージングのMX-1
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液晶画面はバリアングル
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 本体の質感に関しては、ペンタックスリコーイメージング(米国現地法人)の「MX-1」も特徴的(詳細記事)。懐かしさを感じさせるボディ上下の部分には真ちゅう製のパーツが使われており、天面にはわざわざ「BRASS」(真ちゅう製)というと刻印している。隆盛の高級コンパクトデジカメ市場では標準的なスペックの位置付けになるだろうが、ファンを集めるのポテンシャルはありそうだ。