昨今では結婚・出産後も働く女性が増えているが、こうした就労状況の変化は、ライフスタイルにも多くの変化をもたらしている。それは、かつて犬猿の仲の代名詞であった「嫁姑関係」にも影響を及ぼしているのかもしれない。また、最近では、夫の母親ではなく自分の母親と同居するケースも増えてきているようだ。そこで、今回のTrend Surveyでは、働く既婚女性に対し、親世帯との二世帯同居について尋ねた結果を紹介したい。

日経BPコンサルティング 相川 多佳子

同居する母との関係は74.0%が良好。30代以下では83.1%に

 今回は、20代~40代の有職者のうち、夫の母親または自分の母親と同居している既婚女性にアンケートを実施し、497人から回答を得た。

 夫の母親または自分の母親との関係(仲の良さ)を尋ねたところ、74.0%が良好派(「仲が良い」または「まあ仲がよい」)である。特に、30代以下に限ってみると、良好派の割合は83.1%に達する。義母(夫の母親)との同居に限ってみても、30代以下では78.6%が良好派だった(40代では62.7%)。【図1】

【図1】同居する母親との関係
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 同居生活をうまくするために「やってくれるということには素直に甘える」(30代、会社員)、「必ずお礼を言う」(40代、団体職員)など日ごろ心掛けていることも多く寄せられた。

 では、夫の母親との同居において、良好派と不仲派(「あまり仲は良くない」または「仲は良くない」)にはどのような違いがあるのだろうか。そのひとつとして、良好派は不仲派に比べ「親の体調を心配して」や「家事・育児などで協力しあえるから」を、同居のきっかけとして挙げる比率が高い傾向が見られた。また、6歳以下の子供をもつ割合も大きい。さらに、良好派の中でも「仲が良い」と回答した人に限ってみると、半数以上が「同居してから仲は良くなった」と回答しているのも特徴的である。