※この記事は日経エンタテインメント!(1月号)の記事を転載したものです。購入はこちら

朝ドラから蜷川演劇まで――野生の魅力をアピールする

満島真之介(みつしま・しんのすけ) 1989年5月30日生。まれ。沖縄県出身。休日には、今でも保育園や地域の子どもたちと接しているという。「一緒に泥んこになって遊んでるだけですが、子どもたちといると自分の状態がとてもよくて、リセットの場所になっています」
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 ここ数年は向井理、綾野剛、松坂桃李など、NHK朝の連続テレビ小説に出演したのがきっかけで幅広い層に知られるようになった男性俳優が多い。12年9月末まで放送されていた『梅ちゃん先生』では、医学生・山倉真一役を演じた満島真之介も注目を集めた。

 「人と長い時間一緒にいて同じゴールに向かうことが、こんなにも自分を前に進ませてくれるものなんだなと初めて実感しました」

 実姉は女優の満島ひかりだが、自身は俳優になるつもりは全くなかったと語る。学童保育のアルバイトの経験があり、10年に舞台で俳優デビューするまでは映画の助監督を務めていた異色の経歴の持ち主。12年公開の故・若松孝二監督作品『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』では楯の会学生長・森田必勝役を演じた。

 公開中の映画『大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]』に屈強な御半下(おはした)・佐之助役で出演。1月12日から公演が始まるケラリーノ・サンドロヴィッチ作、蜷川幸雄演出による舞台『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~』にも出演する。

 「蜷川さんが僕に、“お前は本当にバカだな。天然だな”ってうれしそうに言います(笑)。先輩の方々に聞くと、気に入っている人間にしか言わないことらしいので、愛情を感じています」