「豊後水道鶴見港 海の恵み ごまだし」。3種類各200g入り、「エソ」750円、「アジ」750円、「鯛」1050円、送料別。賞味期限は冷蔵で約90日(画像クリックで拡大)

 2012年11月3日に開催された「調味料選手権2012」(日本野菜ソムリエ協会主催)で、万能調味料部門の最優秀賞を受賞したのが「豊後水道鶴見港 海の恵み ごまだし」。これは、大分県佐伯市鶴見地区の漁師の妻たちのグループ「めばる」が、すべて手づくりで製造しているもの。翌4日に受賞のニュースがテレビの全国ネットで流れると、注文や問い合わせが殺到。個人だけでなくスーパーからの大口注文もあり、ネット販売は関東地方を中心に通常の10倍にも急増した。「めばる」の代表を務める桑原政子氏は「製造量は受賞前に比べると約4倍に。大口の注文は待っていただいている状態です」と反響の大きさに驚いている。

 もともと、「ごまだし」は佐伯地区に昔から伝わる漁師飯「ごまだしうどん」に使われているもの。エソ、タイ、アジなどの白身魚を焼いて、そのすり身をごま・しょうゆ・みりん・砂糖などの調味料で味付けしたものだ。ゆでたうどんに「ごまだし」をかけてお湯を注げば、あっという間においしいうどんが出来上がるというわけ。冷蔵庫もない時代に生まれた保存食であり、即席うどん用の調味料として佐伯地区の家庭の味でもあった。

 今回受賞した「めばる」は、自社の「ごまだし」に生クリームとオリーブオイルを加えて「ごまだしバーニャカウダ」をつくり、野菜のディップにも使える万能調味料として出品。審査員の野菜ソムリエや調味料マイスターも思わず「おいしい! こんなものがあったのか!」と絶賛したそうだ。「うどんだけではもったいない調味料。チャーハンに、お茶漬けに、パスタに、生春巻きにと、和・洋・中を問わず幅広く使っていただきたい。うちではグラタンにも使っています」と桑原氏。今回の受賞を機に、塩こうじに続く新たな万能調味料として、2013年は一気にブレークしそうな勢いだ。

 同社のこだわりは、とれたての新鮮な魚のおいしさを生かすことと、添加物を一切使わないこと。購入者からは「話には聞いていたけど、これほどおいしいとは思わなかった」「お歳暮で友人に贈ったら、とても喜ばれた」という声も数多く届いている。佐伯地区の特産品を扱うネット通販サイト「さいきりーふ」で購入できる。

(文/志水京子)