海外でも人気を博す日本のアプリ

 日本におけるアプリビジネスの急激な伸びは、アプリマーケットにおける日本の存在感の高まりも示している。事実、アプリの分析を行う「App Annie」が米国時間の2012年11月29日にまとめた調査結果によると、2012年10月の地域別モバイルアプリの売り上げで日本が米国を抜いて1位になったと公表されているのだ。

 市場規模だけでなく、2012年は日本発のアプリが海外のアプリマーケットにも大きな影響を与えるケースが急増した年にもなったといえるだろう。NHN Japanのコミュニケーションツール「LINE」はその代表的存在だ。日本国内で3500万を超える利用者を獲得しただけでなく、台湾で1000万、全世界では8000万もの会員を集めるに至った。

 そしてもう1つ、海外展開で注目を集めたのが、Cygamesが提供する「神撃のバハムート」だ。これはディー・エヌ・エーの「Mobage」上で提供されている人気ソーシャルゲームの1つ。それを海外向けにアプリとして展開した「Rage of Bahamut」が、米国など多くの国のGoogle PlayやApp Storeで売り上げランキングトップを記録。現在でも米国のアプリマーケットで売り上げランキング上位を争う存在となっているなど、高い人気と収益を獲得するに至っている。

 ほかにもビーワークスの人気ゲーム「おさわり探偵 なめこ栽培キット」が海外向けの展開を進めて2400万ダウンロードを記録するなど、日本発のアプリが海外展開を進め、人気を獲得するケースが相次いでいる。日本から世界に広がるアプリやコンテンツが今後さらに増えると期待されている。

Cygamesの「神撃のバハムート」のWebサイト。海外向けの「Rage of Bahamut」は、多くの国でApp StoreやGoogle Playの売上ランキング上位にランクしている
[画像のクリックで拡大表示]