今回のトレンドサーベイは、電子書籍をテーマに、電子書籍(コンテンツ)や、電子書籍リーダー(電子書籍専用端末)の利用状況などについて尋ねた。9958人の回答から得られた結果を紹介する。

日経BPコンサルティング 相川 多佳子

 昨今にぎわいを見せている電子書籍市場。新機種の発表や値下げなど、各社の意気込みが伺える。今回のトレンドサーベイは、電子書籍をテーマに、電子書籍(コンテンツ)や、電子書籍リーダー(電子書籍専用端末)の利用状況などについて尋ねた。9958人の回答から得られた結果を紹介する。

 電子書籍(コンテンツ)を現在「利用している」と回答したのは12.0%、8割以上が「利用したことはない」という。特に女性では「利用したことはない」が9割以上に上る。現状では、電子書籍はまだ限られた人にしか利用されていない。

 一方で、タブレット端末やモバイルWi-Fiルーター、スマートフォンなどの保有者に限ってみると、電子書籍の利用率はぐんと上がる【図1】。なかでも、タブレット端末保有者では、4割近くが電子書籍ユーザーである。

 また、iPhoneユーザーでは電子書籍の利用率が29.0%なのに対し、Androidスマートフォンユーザーでは19.2%と、電子書籍の利用率が大きく異なるのも興味深い。iPhoneユーザーは、Androidスマートフォンユーザーよりも、タブレット端末やモバイルWi-Fiルーターの保有率も高かった。複数のデバイスやデジタルコンテンツを積極的に活用している様子が伺える。

【図1】 電子書籍(コンテンツ)の利用状況(保有デバイス別)
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