薄型テレビの高性能化、高画質化はとどまるところを知らないが、逆に進化が止まってしまったというか、逆に退化してしまったといっても過言ではないのが「音質」だ。テレビの薄型化が進み、デザインが先鋭化するにつれ、テレビの音を楽しむためのスピーカーが邪魔な存在になってしまったためだ。最近は前面から全く見えない「インビジブルスピーカー」が主流になっており、基本的にテレビ内蔵スピーカーの音は「残念」の一言に尽きる。

 そこでお薦めしたいのが、「サウンドバー」などと呼ばれる一体型のスピーカーだ。テレビの前などに設置するだけで、内蔵スピーカーより数段上の音質で楽しめる。

 今回は、サウンドバーと同様に簡単設置が可能なボーズの「Bose Solo TV Sound System」(直販価格4万2000円)を紹介しよう。

ボーズが2012年9月に発売した「Bose Solo TV Sound System」(直販価格4万2000円)
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ありそうでなかった! テレビの下に置けるスピーカー

 Bose Solo TV Sound Systemは、コンパクトサイズの一体型スピーカーシステムだ。本体サイズは幅525×奥行き309×高さ71mmで、重さは約4.6kg。ユニークなのは、テレビを上に設置できるスタイルになっていることだ。

本体サイズは幅525×奥行き309×高さ71mmで、重さは約4.6kg。この上にテレビを設置するスタイルになっている。もちろん、テレビラックの中に設置することも可能だが、その場合は背面が開いているタイプが望ましい
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 これまでサウンドバーと呼ばれるスタイルの一体型スピーカーはすべてテレビの前に設置するスタイルだった。これはテレビの前面や左右にスペースがある場合はいいのだが、そうでない場合には使えない。例えばベッドルームなどで古いブラウン管用のテレビ台などを用いている場合、前面に設置できるスペースなどはほとんどないだろう。

 Bose Solo TV Sound Systemの場合、テレビ本体の重さが約18kg以下、スタンドのサイズが幅508mm、奥行き260mm以下であれば設置できる。ブラウン管テレビ時代は、テレビの上にビデオデッキやセットトップボックスなどを設置していた人も多かったかと思う。逆にテレビの下にスピーカーを置くというのは、今までなかったのが不思議な感じすら覚える。