マイクロソフトが今年7月31日(現地時間)にプレビュー版を公開したWebメール「Outlook.com」。同社は以前から「Hotmail」(現在はWindows Live Hotmail)というWebメールを運営してきたが、今後はOutlook.comに切り替わっていくと見られる。どういったWebメールとなるのか、大変興味深い。個人的にOutlookと聞くと、Microsoft Officeに含まれるメールやスケジュール管理ソフトを思い出すのだが、実際にOutlook.comを使ってみると印象が変わった。

 特に興味深かったのは、“見た目(ユーザーインターフェース)”だ。Webメールの原型、旧態依然としたHotmailのインターフェースと比べると、Outlook.comは大変スッキリしている。それもそのはず、10月26日に発売される同社の次期OS「Windows 8」が採用する「Windows UI」(以前はMetro UIと呼んだ)風のページデザインとなっているのだ。プレビュー版ということもあり、広告が表示されないことも、とてもよい。触っていくと、グーグルの人気Webメール「Gmail」とは違う魅力を感じた。

マイクロソフトがプレビュー版を公開中のWebメール「Outlook.com」
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Windows UIに近いインターフェースは、実にシンプル。スッキリとしていて使いやすい
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Gmailが登場する以前、Webメールの定番といえば、「Hotmail」だった……
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 思い起こせばGmailが登場する前、筆者を含め、知り合いの多くもHotmailをメーンのWebメールとして使っていた。そこに最大1GB(当時)のメールを保存できるGmailが登場。サービスと機能、両面に勝るGmailに驚き、筆者も友人らもあっさりGmailへと乗り換えたのだった。以来、Gmailを使い続けてきたわけだが、最近は「Gmailが最良のWebメールなのか?」という疑問を持つようになった。なぜなら、Gmailを上回るようなWebメールが登場しているからだ。

 一時期は水を空けられたHotmailですら、メールの保存容量はGmail以上。Gmailは約10GBまでのメールを保存できるが、Hotmail(Outlook.comも同じ)は、保存容量が無制限としている。この点に魅力を感じるのは、メーンで使っているGmailの保存容量がもうパンパンということも大きい。有料プランで容量を増やすか、新しいアカウントを作成してGmailを使い続けるか……悩んでいるという状況なのだ。しかし、Hotmailに戻るのは気が進まず、Gmailを騙し騙し使ってきた。

 そこに登場したOutlook.com。果たして、Gmailから乗り換えるに値するWebメールとなっているのか? 個人的に気になる4つのポイントを確かめた。

定番のWebメールサービスとなったグーグルの「Gmail」。登場当時は、ほかのWebメールサービスと歴然とした差を見せつけていたが、その差は徐々に縮まっているのだ
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